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⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
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No  154

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第一話

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第一話

01.

< 公園 >

ミセ;゚д゚)リ「うひゃぁー、いきなり雨とかないわー」

(;^ω^)「すごい降ってきたお、ずぶ濡れだお」

ξ;゚⊿゚)ξ「梅雨なんだから雨ぐらい降るわよ」

ノパ⊿゚)ノシ「走って帰るぞー! またなー!」

ミセ*゚ー゚)リノシ「車には気を付けて帰るんだよー。またねー」

(;^ω^)「僕たちも急ぐお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、前が見えないくらい降ってきたわよ?」

ミセ;゚д゚)リ「これはヤバい!?」

ミセ;゚ー゚)リ「……しょうがない、ブーンちゃん、ツンちゃん、こっちに」

(;^ω^)「お? そっちはおうちと違うお?」

ξ;゚⊿゚)ξ「どこ行くの?」

ミセ;゚ー゚)リ「雨宿り。こっちの方が近いからね」

・・・・
・・・


02.

< ミセリ宅 >

(〃^ω^)「おー、広いお部屋だおー」

ξ゚⊿゚)ξ「ああ、そうか、ブーンは始めて来るんだっけ」

ミセ*゚ー゚)リ「ほい、タオル」

ミセ*゚ー゚)リ「私はちょっとシャワー浴びてくるから、適当に座っててよ」

ξ゚⊿゚)ξ「お構いなく。風邪引くから早く温まって来なさいよ」

(〃^ω^)「テレビもおっきいお!」

ξ゚⊿゚)ξ「こら、他人様の部屋では大人しくしなさい」

( ^ω^)「お? ミセリは他人じゃないお? お友達だお?」

ξ゚⊿゚)ξ「そうだけど、そういう意味じゃなくて……」

ミセ*゚ー゚)リ「ツンちゃんはホント礼儀正しいな」

ξ;゚⊿゚)ξ「早! もうシャワー浴びて来たの?」

ミセ*゚ー゚)リ「まあ、招待主がお客を放っておくわけにもいかないからね」


03.

ミセ*゚ー゚)リ「ああブーンちゃん、部屋は見たかったら好きに見ていいからね」

ヾ(〃^ω^)ノシ「お! 見たいお! ベッドもぽよんぽよんだお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「コラ、跳ねるな、跳ねるな」

ミセ*゚ー゚)リ「フフフ、気に入ったんなら好きなだけ泊まってってもいいぜ?」

ミセ*゚ー゚)リb「何ならうちの子になるかい?」

(〃^ω^)「お! じゃあ、今度トソンといっしょに泊まりに来るお!」

ミセ;゚ー゚)リ「うん、まあ、やっぱりそういう発想になるよね」

ξ゚⊿゚)ξ「当たり前じゃないの、こいつがトソンから離れるわけないでしょ」

ミセ*-д-)リ「まあ、わかってるけどね……」

ξ゚⊿゚)ξ「……まだ探してるの?」

ミセ*゚ー゚)リ「ん? 何を?」

ξ゚⊿゚)ξ「夢見よ」


04.

ミセ*-へ-)リヾ「ああ……まあ、時々ね……」

ミセ*-へ-)リ「時々町をうろついて、色んなとこを探してはみたけどね」

ミセ*-ー-)リ「出会えないねー」

ミセ*-ー-)リ「この町で行ったことない場所はないくらいに歩いたんだけどね」

ξ゚⊿゚)ξ「……別に、夢見はあんたは避けてるわけじゃないわよ?」

ミセ*゚ー゚)リ「わかってる」

ミセ*゚ー゚)リ「トソンがブーンちゃんに出会ったのも偶然」

ミセ*゚ー゚)リ「デレがツンちゃんに出会ったのも偶然」

ミセ*゚ー゚)リ「貞ちゃんがヒーちゃんに出会ったのも偶然」

ミセ*゚ー゚)リ「そして私が誰とも出会えないのも偶然」

┐ミセ*-ー-)リ┌「でしょ?」

ξ゚⊿゚)ξ「ええ」


05.

ミセ*゚ー゚)リ「わかってるって、たまたまなだけだよね」

ミセ*゚ー゚)リ「気にしてないよ、全然」

ξ゚⊿゚)ξ「そう……」

( ^ω^)「おー? この紙なんだお? “ふか”って書いてあるお?」

ミセ;゚д゚)リ「ブーンちゃん!? どっからそれを!?」

( ^ω^)「ふかってなんだお?」

ミセ;´ー`)リ「不可ってのはねー、これじゃダメってことなんだねー」

ミセ;´ー`)リ「ああ、そう言えばレポートの再提出今週中だった……」

( ^ω^)「おー? ミセリは不可なのかお?」

ミセ;゚ー゚)リ「その言い方だと私自身がダメみたいだからやめて」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

・・・・
・・・


06.

< 2人帰宅後 ミセリ宅 >

ミセ*-へ-)リ「んー……筆が進まないねー」

ミセ*-へ-)リ「トソンもレポートぐらい手伝ってくれればいいのに」

ミセ*-へ-)リ「ブーンちゃん達迎えに来てそのまま帰るんだもんなー」

ミ(゚、゚セリ「自分の力でやってこそ、後々の自分の為になるのですよ」

ミセ*゚д゚)リ「なんて正論ぶってさー」

ミセ*゚ぺ)リ「大体、興味ない法政のレポートなんだから」

ミセ*゚ぺ)リ「将来そんな職に就く気ないし、役に立たないっての」

ミセ*-へ-)リ「んむー……」

ミセ*゚-゚)リ「将来か……」

ミセ*゚-゚)リ「どうなるんだろな……」


07.

私は経済的には恵まれた暮らしをしている。
親がそれなりに業績を上げている会社の社長なのだ。
この部屋を見てもわかるように、物的面からは何不自由のない暮らしをしてきた。

ミセ*゚-゚)リ「でも……」

お世辞にも、家族仲は良いとは言えない。
お父さんは仕事一辺倒で、家庭の事をそう構ってくれる人ではなかった。
悪い人ではないし、お母さんが亡くなった悲しみを紛らす為に仕事に打ち込んでた所もあるから、仕方ないと言えば仕方のない事でもある。

ミセ*゚-゚)リ「最後にいっしょに出かけたの、いつだっけな……」

お義母さんは私とはあんまり上手くいってないけど、この人も悪い人ではないのだ。
ただ私が無邪気な子供を演じるには少し歳を取り過ぎていたのと、お義母さんが少し子供っぽかっただけだ。
忙しいお父さんに迷惑がかからないよう、物分りの良いいい子を演じていた私が、まだ学校にも行ってない子供しか知らないお義母さんから見れば気味が悪かったのかもしれない。

ミセ*゚-゚)リ「……今なら随分と冷静に分析出来るな」

当時の私はどうすれば良いか本当に何もわからなかった。
お父さんが元気になればと思って諸手をあげて賛成した再婚。
お義母さんは綺麗な人で、私と一回りぐらいしか歳も離れていない。


08.

色々あったらしいけど、お父さんが選んだ人だ、きっといい人なんだと思ってた。
事実、客観的に見ると自分の子供への接し方や生活態度など真面目な人だった。
急にお金持ちなって、羽振りが良くなり浪費するなんて事もなく、自分で家事もしていた。

ミセ*゚-゚)リ「ちょっと真面目過ぎたのかもね……」

多分不器用な人だった。
時に自分の子供に厳し過ぎたりで、そのせいであの子達は私の方に懐いたりもしたんじゃないだろうか。

子供は無邪気だ。でも、よく見ている。

時々あの子達の愚痴も聞いてあげて、お義母さんを嫌わない様になだめすかしたこともあった。

ミセ*゚-゚)リ「まあ、私も一応子供だったんだけどね……」

その頃から周りを極度に気にする子供になっていた様な気がする。
元々空気を読むのは割と得意ではあったけど、お母さんが亡くなったことが私にとって大きな転機になった様だ。
当然と言えば当然ではあるが。

悲しみの反動から仕事に打ち込んでいるお父さんの邪魔にならない様、気を使わせない様に振舞った。
急に大きな子供を抱えたお義母さんの負担にならない様、物分りのいい子を演じた。


09.

ミセ*゚-゚)リ「でも、たらればの話はよく考えたよね……」

再婚したお父さんが、もっと家庭を顧みる様に変わっていれば。
お義母さんが娘とまではいかずとも、妹ぐらいの親しさで接してくれていれば。
私がもっとわがままに振舞えていれば。

誰が悪かったわけでもないはずなのだ。

でも、やはり後悔はある。

私はもっと子供らしくあるべきだったのではないかと思う。
私はもっと泣いて喚いて、子供の特権を振りかざすべきだったのではないかと思う。
私はもっと私らしくいるべきだったのだと。

ミセ*゚-゚)リ「誰かにわかってもらう事を期待していたのかな……」

お父さん、お義母さん、誰かがもっと私を見ていてくれたら、なんて当時は考えていたのだろうか。
あの頃の私は、演じる事に精一杯で、自分の気持ちとか考えていなかった気もする。

ミセ*゚-゚)リ「やっぱり、お義母さんに気付いて欲しかったのかな……」

気付いて、認めて欲しかったのかもしれない。
自分の子供に向けるような視線を、私にも向けて欲しかったのかもしれない。


10.

私はそれを、直接言葉にすべきだったのかもしれない。
お義母さんは、ちょっと不器用な人だったのだから。

ミセ*゚ー゚)リ「真面目で不器用なとこは誰かに似てるな……」

ふとよく見知った顔が思い浮かんだ。
そういえば少し似ているかもしれない。
真面目なとこ、不器用なとこ、厳しいとこ、人間関係においては誤解を受け、損をしそうな性格だ。

でも……

ミセ*゚ー゚)リ「あいつはなー……遠慮がないからなー」

あいつがお義母さんと大きく違うのとこは、遠慮なく物を言うとこだ。
本人曰く、空気は読んでいるらしいが、私から見れば時に無遠慮過ぎる。
相手に理解がなければケンカになっても不思議はないくらいだ。

しかし、そうはならない。
私達はケンカすることなく、毎日馬鹿やっている。


11.

それはあいつが自分が正しいと思って行動しているから。
そしてそれが、本気でその人の事を思ってそうしているからだ。
要するにあいつは極度のお節介だ。

私達皆、それをよく知っている。

【】<PiPiPi

ミセ*゚ー゚)リ「お? 電話?」

ミセ*゚ー゚)リ】「もしもし? ああ、うん、レポートね」

ミセ*゚ー゚)リ】「ええっと半分の半分の半分ぐらいは出来たかな?」

ミセ*゚ぺ)リ】「しょうがないじゃんか、法政嫌いなんだもん」

ミセ*゚ー゚)リ】「ああ、あそこね、うん、そこ読めばいいのね」

ミセ*゚ー゚)リ】「わかった、サンキュー」

ミセ*゚ー゚)リ】「今度プリンでも買ってくよ」

ミセ*゚д゚)リ】「あんみつがいい? 注文の多いやつめ」

ミセ*゚ー゚)リ】「オッケー、そんじゃまた明日ね、バイバーイ」


12.

ホントお節介だ。

ミセ*゚ー゚)リ

わざわざ心配で電話かけてくるぐらいなら、最初っから手伝ってくれれば良いものを。
最初っから手伝うと私の為にならないとか本気で考えてる。

真面目で不器用でお節介で、本当にいいやつだ。

ミセ*゚ー゚)リ「さて、真面目にレポート仕上げないとね」

これで私がレポートを書き上げてなかったりしたら、烈火のごとく怒るだろうな。
そんでちょっと後悔する。
ちゃんと自分が手伝うべきだったんじゃないかと。

そんな義理も責任もないのに。
私自身の問題で、私自身の怠慢なだけなのに。
あいつはそういうやつなのだ。

だから、このレポートを仕上げないわけにはいかない。
何とも回りくどい脅迫をかけられたものだ。

友達の顔を曇らせない為に、私はこのレポートを仕上げなければならないのだ。


13.

【】<PiPiPi

ミセ*゚ー゚)リ「お? また電話?」

ミセ*゚ー゚)リ】「もしもし? うん、ちゃんとやってるって」

ミセ*゚ー゚)リ】「大丈夫、大丈夫」

ミセ;゚ー゚)リ】「いや、わざわざ出前とかいいから」

ミセ*゚ー゚)リ】「夜道の1人歩きは危険だぜ? 雨も降ってるしね」

ミセ*゚ー゚)リ】「ありがとう、うん、じゃあ、また明日ね」

【】<PiPiPi

ミセ;゚ー゚)リ「また?」

ミセ*゚ー゚)リ】「もしもし? いや、お前もじゃね?」

ミセ*゚ー゚)リ】「どんだけ進んだ?」

ミセ*゚ー゚)リ】「いや、それ全然書けてないから」


14.

ミセ*゚ー゚)リ】「ああ、トソンの家からは叩き出されてるのね」

ミセ*゚ー゚)リ】「ヒントは聞いた?」

ミセ;゚ー゚)リ】「いや、寝るなよ。諦めんなよ」

ミセ;゚ー゚)リ】「お!? デレ? どうし──ああ、ツンちゃん?」

ミセ*゚ー゚)リ】「ちゃんとデレ見ててやってね」

ミセ*゚ー゚)リ】「こっちは大丈夫だって、ちゃんとやるから」

ミセ*゚ー゚)リ】「今度あんみつ買ってく約束だからツンちゃんの分も買ってくね」

ミセ*゚ー゚)リ】「んじゃ、また、デレをよろしくねー」

ミセ*-ー-)リ「全く……揃いも揃ってお節介共め……」


15.

ミセ*゚ー゚)リ「えっと、48ページからだっけ……?」

ミセ;゚ー゚)リ「うぇ……面倒なとこだな……」

ミセ*゚ぺ)リヾ「まあ、読まないわけにもいかないか」

ミセ*゚ー゚)リ「何々、えっと……とある社会においては……」

やれやれ、今日は完徹かもな。
それで仕上がればいいけど。
まあ、どうせ寝過ごしても、どっちかがモーニングコールかけてくるだろうしね。

何とも有難い事だ。

私は、そんな有り難い友達に、ちゃんと恩を返せているだろうか。

……止めとこう。
今はそんな事を考えている場合でもない。
このレポートを仕上げる事に全力を尽くそう。

ミセ*゚ー゚)リ「さて、がんばりますか」

今はそれが、私の大切なお節介共に対する最大の恩返しだ。



 ~ 第一話 おしまい ~

    - つづく -   
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