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⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
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No  157

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第二話

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第二話

01.

< トソン宅 >

ミセ*゚ー゚)リ「ほれ、あんみつ」

(゚、゚トソン「……急にどうしました?」

ミセ*゚ー゚)リ「急にって、こないだレポートの時約束したじゃんか?」

(゚、゚トソン「ああ、そう言えば……。しかし──」

(-、-トソン「あれは冗談ですよ? そのくらいで代価を取るつもりは……」

ミセ*゚д゚)リ「お前の冗談はわかり辛いんだよ」

ミセ*゚ー゚)リ「まあ、冗談かどうかはさて置き、感謝はしてるからさ」

ミセ*゚ー゚)リb「受け取ってよ」

(゚、゚トソン「あんみつ……ガサガサ」

(゚、゚*トソン「これは……新作ですね」

ミセ*゚ー゚)リ「おう。丁度試作品が出来たとこだった」


02.

(゚、゚*トソン「お茶でも淹れましょうか」

ミセ*゚ー゚)リ「よろしくー」

・・・・
・・・

(゚、゚トソン「少し甘めでしたが、流石はショボンさんですね」

ミセ*゚ー゚)リ「美味かったなー。あの人こういうのを優先的に作って欲しいね」

(゚、゚トソン「残りも頂いていいのですか?」

ミセ*゚ー゚)リ「もちろん。ブーンちゃんとツンちゃんにあげてくれれば問題なし」

(゚、゚トソン「有り難く受け取っておきます」

ミセ*゚ー゚)リ「ブーンちゃんは外だっけ?」

(゚、゚トソン「ええ、でも雨になりそうだからそろそろ迎えに行こうかと」

ミセ*゚ー゚)リ「梅雨だしね。私が行ってこようか?」


03.

(゚、゚トソン「代わりに私は晩ご飯の支度をしろと?」

ミセ*>ー<)リb「いぇーす、わかってんじゃん」

(゚、゚トソン「……まあ、いいでしょう。今日はあんみつの分もありますし」

ミセ*゚ヮ゚)リ「おお、話わかるじゃん」

(゚、゚トソン「何かリクエストはありますか?」

ミセ*゚ー゚)リ「んーっとね……」

ミセ*゚ー゚)リ「コロッケ、ジャガイモのやつ」

(゚、゚トソン「わかりました」

(゚、゚トソン「それではブーンはよろしくお願いします」

ミセ*゚ー゚)リb「オッケー、晩ご飯期待してる」

・・・・
・・・


04.

ミセ*゚∀゚)リ「コロッケ、めっちゃウマー!」

(゚、゚トソン「そんな大袈裟な……。いつも通りですよ?」

ヾ(〃^ω^)ノシ「トソンのコロッケはすっごく美味しいお!」」

ζ(゚ー゚*ζ「美味しいね、これならいっぱい食べられるよ」

ξ゚⊿゚)ξ「謙遜しなくていいわよ。これは本当に美味しいから」

(゚、゚*トソン「何ですか、皆して?こんな簡単なのでそこまで褒めなくても……」

ミセ*゚ー゚)リb「このシンプルさがいいんじゃないか」

ミセ*゚ー゚)リ「ジャガイモとちょっとのひき肉のバランスが絶妙だよ」

(〃^ω^)「コロッケは作るのも楽しいお! コネコネだお!」

ζ(゚ー゚*ζ「これはブーンちゃんが丸めたやつかな?」

ヾ(〃^ω^)ノシ「お! そうだお! これは僕だお!」

ξ゚⊿゚)ξ「道理で他より歪んでるわけね」


05.

(゚、゚トソン「ブーンがお手伝いしてくれるので助かりますよ」

(〃^ω^)「お料理楽しいお! もっといろいろ覚えるお!」

ζ(゚ー゚*ζ「エライなーブーンちゃんは」

ξ゚⊿゚)ξ「料理と言えば、あんたはどうなの?」

ミセ;゚ー゚)リ「え、私? えーっとねー」

(゚、゚トソン「大方、あの金平で満足して何もやってないんでしょうね」

ミセ;゚ー゚)リ「い、いや、やってないわけじゃないよーな、あるよーな」

ξ゚⊿゚)ξ「ああいうのは続けなきゃ意味がないんだけどね」

(゚、゚トソン「レパートリーは増えましたか?」

ミセ;゚ー゚)リ「え、その、金平とか」

ξ゚⊿゚)ξ「とか?」


06.

ミセ;゚ー゚)リ「……金平とか」

┐ξ-⊿-)ξ┌ ハァ ┐(-、-トソン┌

ζ(´ー`*ζ「ダメだなー、ミセリちゃんは」

ミセ;゚ー゚)リ「いや、デレに言われたかねーよ」

ζ(゚ー゚*ζ「私は最近がんばってるよ?」

ミセ;゚ー゚)リ「え、ウソ?」

ξ;゚⊿゚)ξ「まあ、がんばってると言えばがんばってるかな……」

(゚、゚;トソン「時に被害を拡大させつつ」

(;^ω^)「まっ黒なハンバーグはもういやだお」

ζ(´д`*ζ「あれはイカ墨なんだってばー」

(゚、゚トソン「半分イカ墨、半分ケシ墨でしたね」


07.

ζ(´ー`;ζ「ま、まあ、兎に角、私はちゃんと料理してるよ」

ミセ;゚ー゚)リ「少々引っかかるけど、確かにがんばってるみたいだね」

ミセ*゚ー゚)リ「何でまた? どういう風の吹き回し」

ζ(゚、゚*ζ「うーん……それは……」

ξ゚⊿゚)ξ ζ(゚、゚*ζ チラッ

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと思うところがあってね」

ミセ*゚ー゚)リ「思う所?」

(゚、゚トソン「デレも考えたりするんですね」

ζ(´д`;ζ「するよ!?」

ξ゚⊿゚)ξ「意外だったわ」

ζ(´д`;ζ「ツンちゃんまで!?」


08.

ζ(´へ`;ζ ショボーン

     ヨシヨシ
( ^ω^)つζ(´へ`;ζ

ξ゚⊿゚)ξ「冗談よ、バーカ」

ξ゚⊿゚)ξ「まあ、何にせよ、最低でも週に1回は料理しようとしている姿勢は
      褒めてあげるわよ」

ζ(´ー`*ζ「わーい、ありがとう、ツンちゃん」

(゚、゚トソン「今度もっと作りやすいレシピを用意しますよ」

ζ(´ー`*ζ「トソンちゃんもありがとー」

( ^ω^)「僕が味見してあげるお!」

ζ(´ー`*ζ「よろしくね、ブーンちゃん」

ミセ*゚ー゚)リ「……」


09.

ζ(´ー`*ζ「……」

ミセ;゚ー゚)リ「何?」

ζ(゚ー゚*ζ「ミセリちゃんは?」

ミセ;゚ー゚)リ「何か手伝えと?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうじゃなくて、ミセリちゃんはもう作らないのかなって」

ミセ;゚ー゚)リ「私?」

ミセ*゚ー゚)リ「うーん……今は目標もないしなー」

(゚、゚トソン「日常生活で当然やるべき事に目標も何もないでしょう」

ξ゚⊿゚)ξ「私が鍛えてあげよっか?」

ミセ;゚ー゚)リ「いえ、結構です。自分でがんばります」

・・・・
・・・


10.

< ミセリ宅 >

ミセ*゚-゚)リ「ハァ……」

ミセ*゚-゚)リ「料理か……」

ミセ*-へ-)リ「確かに金平で満足しちゃって、あれからやってないな……」

料理を始めたきっかけは、貞ちゃんへの感謝の気持ちからだった。
それとトソンにも。

それと同時に歩み寄りたいという事もあった。

ミセ*゚-゚)リ「自分の知らない世界……」

そんな大袈裟なものでもないけど、いつもトソンや貞ちゃんはいとも簡単に料理を作っている。
とても楽しそうに作っている。

貞ちゃんに聞いたら、料理自体が好きなのと、皆が美味しいという言葉と笑顔を見せてくれるのが嬉しいのだと言う。
トソンもまあ、似た様なものだった。
それプラス、外食よりは家計に優しいからという、なんともらしい答えが返って来た。


11.

私も、笑顔が見たくて料理を始めてみた。
そしてそれは、貞ちゃんの誕生日に叶える事が出来た。

私はそれで、満足してしまった。

さっきの話を後でデレに聞いた所、デレの思う所はツンちゃん絡みだった。

理由は私と似たようなものだったが、私とデレには決定的な違いがある。
それはツンちゃんがいる事。

常に喜んで欲しい人が、いつもそばにいる事だ。

デレはツンちゃんが好きなものを、いつでも作ってあげられるようになるため、料理をがんばっているらしい。
もっとも、私と違って前から多少、料理はしていたようだが。

ミセ*-ー-)リ「出来は微妙だったもんね……」

私が言えた話ではないのだが。


12.

ミセ*゚ぺ)リ「しかし、何で急に……」

以前は、自分が作るよりトソンや貞ちゃんが作る方が美味しいからと割り切っていたはずだった。
それが何故自分で作ることにこだわり始めたのか……

ミセ*゚-゚)リ「……そうか」

わかってしまった。
ああ見えてデレはいつもちゃんと考えている。
周りをちゃんと見ているのだ。

デレが自分で作ることにこだわるわけ、それは……

ミセ* - )リ「私達、ずっといっしょにいられるってわけでもないからね」

大学を卒業したら、皆どこへ行くのだろう?

トソンは先生になるんだから地元に帰るのかな?
それとも大学がらみのつてで、この辺で働くのかもね。


13.

デレは、実家に帰りそうだな。
と言うか、帰らされそうだ。
頻繁に実家から荷物やら電話やら来るし、色々と過保護だ。

でも、デレ自身はやりたい事を見つけて就職するみたいな事も言ってたな。

貞ちゃんは、実家の料理屋を継ぐみたいな話もしてたけど、その前に他のお店で修行もしたいって言ってたな。
料理関係の仕事に就くことは決めたみたいだから、卒業後に料理学校に行ったりもするのかも。

やはり皆、進む道は違う。
卒業したら2度と会わないなんてことは絶対ないけど、今より会える頻度が下がるのは確実だ。

そして──

ミセ* - )リ「私は……どうしたいのだろう」

決めていない。
前は適当にお父さんの仕事でも手伝うかとも考えていたけど、今は全くの白紙だ。

大学に来て色々と思う所があった。
私は色々と思い知らされた。


14.

いや、そうじゃない……

ミセ* ー )リ「皆が、教えてくれたんだよね……」

狭かった私の世界は、大きく広がった。
笑って、泣いて、また笑って、怒って、やっぱり笑って。

ミセ*゚ー゚)リ「笑ってばっかりだったよね……」

私達はいつも笑っていた。
ここでであいつらと出会えた事は、あいつらと友達になれた事は、私の一生の宝物だ。

ミセ*゚-゚)リ「……」

大学を卒業しても、その宝物がなくなるわけではない。
でも、やはり会えなくなるのはとても寂しいのだ。

それは皆もきっと同じだろう。

でも……


15.

ミセ*゚-゚)リ「トソンにはブーンちゃんがいつもいっしょにいてくれる」

ミセ*゚-゚)リ「デレにはツンちゃんがいつもいっしょにいてくれる」

ミセ*゚-゚)リ「貞ちゃんにはヒーちゃんがいつもいっしょにいてくれる」

そして私には……

ミセ*゚ー゚)リ「……そういうの考えるのは止めよう」

そうじゃなきゃ、私はあいつらを妬んでしまう。

止めよう。

私は皆が好きだ。

私はただちょっと、皆より運が悪かっただけ。

でも、世間一般の人よりは運が良いはずだ。

ミセ*-ー-)リ「あんな愉快なやつらと、友達になれたんだからね」

私は恵まれているのだ。
私はそれでいいのだ。



 ~ 第二話 おしまい ~

    - つづく -   
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