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⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
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No  164

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第五話

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第五話

01.

今日も雨。

ミセ*゚-゚)リ

つゆは梅雨とも黴雨とも書くらしいが、どちらかと言えば後者の方が意味合い的にはしっくり来る。
前者のようなすっきり爽やかな感じはしない。

梅がすっきり爽やかかどうかは置いといて。
でも、梅のサワーは割りとすっきりしてるから、イメージ的には正しいかとも思う。

今日は日曜、全国的に休日だ。
折角の休みも、こんな雨じゃどこにも出かける気はしない。

ミセ*゚-゚)リ

以前はこの部屋にいるのが苦痛で仕方なかった

借り物の、作り物の、知らない誰かの部屋。
そんな風にしか感じられなかった。

誰の為に、誰が用意した部屋だったのだろう。


02.

答えは知っているのに、その答えが間違っている気がしてならなかった。

強いて言うなら、1人暮らしを始めた大学生の為に親が用意した部屋。
そのモデルケースだ。

私の為に用意されたのではなく、用意したのも私の親ではない。
事実としては間違っているのだけど、答えとしては正しいと思っていた。

でもそれも、色々あってわかった事がある。
私自身も間違っていたのだと。

ミセ*゚ー゚)リ

1つは、私自身が何も言わなかった事。
もう少し、わがままとまではいかずとも、ちゃんと自分の考えを言うべきだったのだ。

少なくとも、いらないものはいらないと言った方が良かったと思う。
使うに当たっても邪魔だし、経済的な面からも使わないのに買うのはもったいない。


03.

もう1つは、入れ物は所詮入れ物だと言う事だ。
この部屋が誰かに用意された部屋であっても、使うのは私自身なのだ。

私がこの部屋を変えていけばよかったのだ。

もっと早くにあいつらを呼んで、もっと早く自分を知ってもらって……。

ミセ*-ー-)リ

私は、何に遠慮してたのだろうか。
私が何であれ、あいつらはあいつらだった。
もっとちゃんと、私は私のままでいて良かったのに。

あいつらを信じて。

私は、あいつらに申し訳ない事をしてたのだなと思う。

ミセ*-ー-)リ「……ごめんね」

面と向かって謝ったら、逆に怒られるだろう。
謝るような事じゃないとか。
謝るわけがわからんとか。

色々と、理由つけて怒られる。


04.

そんな風に色々あって、今はこの部屋も嫌いではなくなった。
時には誰かが訪れるくらいの、ごく普通の部屋になってきたと思う。

ミセ*゚ー゚)リ「ここが私の部屋」

胸を張ってそう言えるくらい、少しずつ私の匂いが染み付いてきた。
私がここにいる事に違和感がなくなって来たと思う。

そして

ミセ*-ー-)リ「ここが私の居場所」

私はここで、皆といっしょに生きているのだ。

ミセ*゚ー゚)リ「……雨、止まないな」

ミセ*゚ー゚)リ グゥー

ミセ*゚ぺ)リ「お腹空いた……」

ミセ*゚ー゚)リ「もうすぐお昼か」


05.

ミセ*゚ー゚)リ「よし、お昼にしよう」

ミセ*゚ー゚)リ
 つ】 サッ

ミセ*゚ー゚)リ】「……」

ミセ*゚∀゚)リ】「お昼ご飯!」

ミセ*゚ー゚)リ】ブチッ

ミセ;゚д゚)リ】「速攻切りやがった!?」

ミセ*゚д゚)リ「あの野郎」
 つ】 ピッ、ピッ、ピッ

ミセ;゚д゚)リ】「もしもし、何でいきなり切るの!?」

ミセ;゚ー゚)リ】「いや、それは冗談だって。食べるけども」

ミセ;゚д゚)リ】「だからー……ああ、はいはい、あ、今日バイトだっけ?」

ミセ*゚ー゚)リ】「ブーンちゃんは? お留守番?」


06.

ミセ*゚ー゚)リ】「じゃあさ、こないだの件」

ミセ*゚ー゚)リ】「そうそう、それ。連れてってもいいかな?」

ミセ*゚ー゚)リ】「うん、わかった、サンキュー」

ミセ*゚ー゚)リ】「いや、いいって、私も楽しみなんだし。調子狂うから止め止め」

ミセ*゚ー゚)リ】「30分以内に行くからよろしくー」

ミセ*゚ー゚)リ】「んじゃ、また後でねー」

ミセ*゚ー゚)リ
 つ】 ピッ

ミセ*゚∀゚)リ「よし、お昼ご飯確保!」

ミセ*゚ー゚)リ「さて、出掛けますか」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、一応私の分もあれ持っていくかな……」

・・・・
・・・


07.

( ^ω^)「おー……何かごわごわするお」

ミセ*゚ー゚)リ「ちょっと窮屈だったかな?」

( ^ω^)「窮屈じゃないお。でも、ちょっと変な感じがするお」

ミセ*゚ー゚)リ「ツンちゃんが来てたのは見てるよね」

ヽ( ^ω^)ノ「お! 知ってるお、これ、合羽っていうんだおね?」

ミセ*゚ー゚)リ「そう、合羽。レインコートとかも言ったりするよ」

( ^ω^)「オレンジ色のお洋服だお」

ヽミセ*゚ー゚)リノ「お揃いだね」

ミセ*゚ー゚)リ「本来こういうのは、視界の悪い時でも視認しやすいように
      明るめの色の方が良かったりするからね」

ミセ;゚ー゚)リ(まあ、ブーンちゃん達にはあんまり意味がないんだけど)


08.

ヽ( ^ω^)ノ「これなら傘がなくても大丈夫だお」

(;^ω^)「でも、ちょっと暑いお」

ミセ*゚ー゚)リ「うーん……夏場はちょっと鬱陶しいかもね」

トソンの家での昼食後、ビロード君の家庭教師に向かったトソンの了承を得、ブーンちゃんと雨の中の散歩に出かけた。
いつもは傘しか差してなかったブーンちゃんに合羽と長靴を着せ、のんびりと2人並んで歩く。

一応は雨の日の危険性とかをちゃんと話すつもりで連れ出したんだけど、その事自体はブーンちゃんもわかってはいるみたいだ。
ただ単に、外で遊びたい欲求が抑えられないだけなのかもしれない。

そうなってくると、私からはトソンが心配するから気を付けてぐらいしか言う事がなくなる。
実際、数日前の話にあった怒られて以降はちゃんと気を付けているみたいだ。

早々に目的を果たしてしまったので、仕方がないと言うか幸いと言うか、ただの散歩に切り替えこの時間を楽しむ事にする。

(〃^ω^)「アジサイさんがいっぱい咲いてるお!」

ミセ*゚ー゚)リ「雨にはアジサイってイメージがあるよね。梅雨と言えばこれって」

(〃^ω^)「いろんな色のアジサイさんがあるお!」


09.

( ^ω^)「お?」

ミセ*゚ー゚)リ「ん? どした?」

ヾ(〃^ω^)ノシ「カタツムリさんがいたお!」

ミセ*゚ー゚)リ「おお、ホントだ。意外と大きいな」
     ソッ…
( ^ω^)つ「お……」

(〃^ω^)つ「お! 引っ込んじゃったお! 面白いお!」

ミセ*゚ー゚)リ「でんでん虫だねー」

( ^ω^)「お? でんでん虫ってなんだお?」

ミセ*゚ー゚)リ「カタツムリの事をでんでん虫って呼んだりするんだよ」

( ^ω^)「おー。何ででんでん虫なんだお?」

ミセ*゚ー゚)リ「それはねー」


10.

dミ(゚、゚セリ「こうやって殻に入るから、そこから出よ出よ虫という事で
      でんでん虫って呼ばれるようになったのですよ」

(;^ω^)「それ、トソンの真似かお?」

ミセ*゚ー゚)リ「正解。よくわかったねー」

( ^ω^)「ちょっと似てたお」

ミセ*^ー^)リ「そりゃ嬉しい。まあ、いつも見てるからね」

トソンと違って結構適当なんだけどね。
大筋は間違ってないとは思うけど。

(〃^ω^)「お! また出て来たお!」

何にでも素直に反応するブーンちゃんにウソを教えるのはまずいので、その辺は一応気をつけている。
誰も訂正する人がいない時は冗談は自重する。

(〃^ω^)「これ、お目めなのかお?」

ミセ*゚ー゚)リ「確かそうだったはず。あんまり自信ないから、後で調べよっか」


11.

わからない事はわからないと言う。
最初は、保護者としてそれはどうなのかなってトソンに言った覚えあるが、トソンが言うには、私達だってブーンちゃん達と同じで、まだ勉強中なのだからと返された。

(〃^ω^)「お! わかったお」

ミセ*゚ー゚)リ「虫さんの図鑑ってあったっけ?」

トソンの答えは、トソンの性格を考えれば少し意外にも思えた。
でも多分、今のトソンらしい答えなんだろう事も理解出来た。

あいつはあいつで、出会った頃からだいぶ性格というか考え方は変化してきてる。
堅苦しさが緩和され、ちょっぴりいい加減な方向に。

誰の影響は言わずもがな。
一番はブーンちゃんだろうけど、それ以外にもきっと私ら全員のせいで。
以前よりは遊び心やら余裕やらが増えて、かなり取っ付きやすくなってる。

相変わらず冗談はわかり難いけども。

(〃^ω^)「あるお! 動物さんとお花さんとお魚さんと虫さん、
       それとお空とお天気のはあるお!」

ミセ*゚ー゚)リ「結構増えたねー。後ないものってなんだろ?」


12.

( ^ω^)「おー? うーんとだお……」

あいつは幸せだな。

そんな妬みに近い気持ちも、時々浮かぶ事がある。
一生懸命考え込むブーンちゃんの横顔を見ていると、やっぱり羨ましく思う。

私にないもの。
あいつにあるもの。

私とあいつ、どこに差があった、何て言うまでもなく、人に差なんて山ほどある。
上とか下ではなく、単純に違うものが。

当然、私にあるもので、あいつにないものだってあるのだ。

でも私は、あいつを羨ましいと思っている。
その気持ちは、ずっと消えないと思う。

同時に、感謝もしているが。

出会えた事に。
あの時、話を聞いてくれた事に。
あの時、言ってくれた言葉に。

そして、ずっと友達でいられる事に。


13.

(〃^ω^)「お星さまのがないお! 図書館で見たお!」

ミセ*゚ー゚)リ「天体図鑑かー。そう言えばないね」

思わず買ってあげようと言いたくなるけど、そんな簡単に買ってあげたらトソンに怒られるだろう。
何かしら、ブーンちゃんが良い事をした時や記念日とかでないと。

(〃^ω^)「トソンが今の漢字と算数のドリル終わったら
       ご本1冊買ってくれるって言ってたお」

ミセ*゚ー゚)リ「おー、もう約束済みか。しっかりしてるなー」

(〃^ω^)「おっおっお。お勉強がんばるおー」

ミセ*゚ー゚)リ「まあでも、お勉強はご褒美のためじゃなくて、
      自分のためにやんなきゃダメなんだぜ?」

(;^ω^)「お……、それ、トソンにも言われたお」

( ^ω^)「ちゃんと漢字覚えてるお。ご褒美は今回だけだお!」

ミセ*゚ー゚)リ「それなら良し」


14.

ミセ*゚ー゚)リb「まあ、今後もちゃんとがんばったら私からも何か
      プレゼントしてあげようじゃないか」

(〃^ω^)「ホントかお!?」

ミセ*゚ー゚)リ「トソンに怒られない範囲でね」

ミセ*゚ー゚)リ「本とかならトソンもうるさく言わないでしょ」

ヾ(〃^ω^)ノシ「お! ちゃんとお勉強がんばるお!」

喜んで飛び跳ねるブーンちゃん。
こらこら、雨の日はあんまり飛び跳ねたりしちゃダメだって教えたばっかだよ?

私はブーンちゃんに軽く突っ込み、また雨の中を歩き出す。
2人並んで、いつもはトソンがいるこの位置で。

ミセ*゚ー゚)リつ「さ、行こうか」

(〃^ω^)つ「お!」

私の差し出した手を、受け入れてくれるブーンちゃん。
手を出したのが私であろうがデレであろうが貞ちゃんであろうが、ブーンちゃんは握り返してくれるだろう。

それでもきっと、私はこの位置に憧れている。


15.

ミセ*゚ー゚)リ「でーんでん虫 むっし かーたつーむりー♪」

(〃^ω^)「それ、何のお歌だお?」

ミセ*゚ー゚)リ「カタツムリの歌だよ、知らない?」

私は、ブーンちゃんに歌の歌詞を教える。
トソンももうちょい子供向けの歌を聞いたりすればいいのにとは思うけど、その辺までは気が回らないのかもしれない。

まあ、あいつはあいつで自分が子供としての経験が不足しているとこもあるみたいだしね。
仕方ない部分もある。

(〃^ω^)「でーんでん虫 むっし かーたつーむりー♪」

ミセ*゚ー゚)リ「おー前の めーだまは どこにあるー♪」

(〃^ω^)ミセ*゚∀゚)リ「「つの出せ やり出せ あたまー出せー♪」」

私とブーンちゃんの歌声は、雨音にかき消される事なく私の中に響き渡った。


 ~ 第五話 おしまい ~

    - つづく -   
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