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⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
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No  167

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第六話

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第六話

01.

< ミセリ宅 >

(゚、゚トソン「それで、何を悩んでいるのですか?」

ミセ;゚д゚)リ「へ?」

これといって予定のない昼下がり。
外はまだ雨が降り続いている。

出歩くのも億劫だが、晩ご飯の確保には出なきゃダメかと考えてる所にトソンはやって来た。

ミセ;゚ー゚)リ「何の話?」

脈絡のない質問に慌てるのは自然な事だ。
だから、多少は狼狽して見えても不自然ではない。

たとえ私が実際に動揺してたとしても。

(゚、゚トソン「ブーンから聞きました」

ミセ;゚ー゚)リ「ブ、ブーンちゃんから?」

何だろう?
当然、あの雨の散歩の時だろうけど、ブーンちゃんに悟られるようなヘマしたっけ?


02.

確かに子供を鋭いとこあるけど、私はそんな心配させるような素振りは見せてないはずだが。
あの日は雨の日がいつもより危ないって事話して、アジサイ見て、お饅頭食べて、色々歩いたぐらいだよね。

私、どんな顔してたんだろ?

ミセ;゚ー゚)リ「えーっと……ブーンちゃんは何て?」

(゚、゚トソン「……」

ミセ;゚ー゚)リ「トソン?」

(゚、゚;トソン「あ、いや、その……ちょっと鎌をかけてみただけなのですが……」

ミセ;゚ー゚)リ「へ?」

(゚、゚;トソン「いえ、あまり自信なかったのですが、
      その……普段と少し違うような気がしたので……」

ミセ;゚ー゚)リ「!」


03.

ミセ;゚д゚)リ「ウソ?」

(゚、゚;トソン「ええ、ブーンは何も」

ミセ;-д-)リ「お前は……」

やりやがった、チクショー。
私とした事が、こうも簡単に引っ掛けられるとは……。

トソンは申し訳なさそうにこちらの様子を伺う。
自分で引っ掛けたくせに意外そうな顔をするなと言いたい。

(゚、゚トソン「何かあるような気もしたのですが、
     私の勘だけでは皆納得しないでしょう?」

トソンは直接聞かなかったわけをそう説明した。
ブーンちゃんを出汁にするのはどうかと思うが、確かにそちらの方が信憑性は沸く。

しかし……

ミセ;゚ー゚)リ「まあ、それは否定しないけどさ……」


04.

ミセ;゚ー゚)リ「でも、流石に付き合い長いんだし、トソンが気付いたとしても
      不思議はないんだからそういう引っ掛けるようなのは止めてね」

まあ、そう聞かれて根拠が勘のみなら多分誤魔化すだろうけど。
それでも、そうやって心配してもらえて、気付いてもらえるのは嬉しい。

ただ、あまり余計な心配はかけたくないし、自分でも他人に話せるほど整理が付いていないからまだ話したくなかっただけなのだ。

そんな事を言うと、トソンはきっと友達を心配するのは余計な事ではないとか、誰かに話す事で整理が付くとか言ってくるのだろう。

d(゚、゚トソン

案の定、畳み掛けるように相談の正当性を主張して来た。
私が正論でこいつに勝てるとは思えない。
屁理屈も込みで。

ミセ;-へ-)リ「いや、だからね、もうちょい待ってくれって言ってんの」

(゚、゚トソン「あなた1人で考えても、ろくな事にならないのは
     わかってるでしょう?」

ミセ;゚ぺ)リ「失礼な。ちゃんと考えられるさ」


05.

(゚、゚トソン「……ご家族の事ですか?」

ミセ*゚-゚)リ「……ん、まあ、それもある」

でも、それだけじゃない。
家族の事、そして将来の事。
皆の進む道の事、私自身が進む道の事、そして……離れ離れになる事。

私が……また独りになる事。

(゚、゚トソン「……」

ミセ*゚-゚)リ「……」

、(-、-トソン ハァ……

(゚、゚トソン「わかりました。今は深く詮索しません」

ミセ*゚-゚)リ「うん、ありがと」

(゚、゚トソン「でも、どうしようもなくなったら……」


06.

(゚、゚トソン「いえ、どうしようもなくなる前に私達に相談してくださいね」

ミセ*゚-゚)リ「うん……」

ミセ*゚ー゚)リ「わかってるよ、相談する。きっと。絶対」

(゚ー゚トソン「それならいいのですよ」

トソンがようやく口元を緩めてくれた。
これで今日の所はこの話をお仕舞にしてくれるのだろう。

全くもってお節介だな、トソンは。
いつもいつも……有難い。

そう、有難いのだ。

私は、ずっとこうやって誰かに構って欲しかったのだ。
最近やっと、それがわかった。

あの日からずっと、私は独りだったから。

あの日……お母さんが亡くなった日……

・・・・
・・・


07.

< 庶凡屋 >

(´・ω・`)「雨だとね、移動販売に行けないんだよ」

ミセ*゚ー゚)リ「まあ、そうでしょうね」

(´・ω・`)「いや、行けない事もないんだけど、行った所でお客さんがいないんだ」

ミセ*゚ー゚)リ「あまり出歩かないし、屋根のないとこで買い物もなんですからね」

(´・ω・`)「訪問販売は流石に出来ないからね」

ミセ*゚ー゚)リ「お得意さんに納品するみたいな感じならありそうですが」

今日も雨。
私とデレだけが先に授業が終わり、デレは部屋に、と言うかツンちゃんのとこに戻ったので私はショボンさんのお店まで足を伸ばしていた。

これといって用事があったわけじゃないけど、ちょっと小腹が空いたのと、トソンの家を訪問する前に手土産でも仕入れようかと思ったからだ。

(´・ω・`)「なるほど。薬みたいに常備してくれるご家庭とかあれば……」

ミセ;゚ー゚)リ「流石にそんなに日持ちがしないものですから、それは……」


08.

(´・ω・`)「となると、日持ちのするショボン饅頭を作ればあるいは……」

ミセ;゚ー゚)リ「生物ですよね?」

相変わらず飛躍的に斜め上の発想をするショボンさん。
こと饅頭にかけては、あらゆる可能性を追求し、貪欲にひた向きに改良を重ねる。

対象はともかく、物事に向かうその姿は見習うべきものかもしれない。

(´・ω・`)「フリーズドライショボン饅頭とかどうだろう?」

ミセ;゚ー゚)リ「お湯で戻すんですか?」

まあ、方向性があれなんで、どう考えても憧れたりとかは出来ない。
この人は本当に饅頭の事ばかりだ。

ある意味仕事中毒なのだろう。

この人に子供が出来たら、どんな親になるのだろうか。

子供を顧みない親になるのかな。

あの人みたいに……


09.

(´・ω・`)「うーん……流石に厳しいね」

ミセ*゚ー゚)リ「一旦乾燥させちゃったら、色んなものがなくなりそうですよ」

(´・ω・`)「そうだね。こちらとしても、わが子同然のショボン饅頭は
      一番美味しい食べ方で食べて欲しいしね」

いや、この人はきっと子煩悩なお父さんになりそうだ。
いつもいつも、饅頭を我が子のように愛情たっぷりに扱っている。

普段のショボンさんを見ていれば、それはよくわかる。

ミセ*゚ー゚)リ「ショボンさんは、ご結婚とかされないのですか?」

(;´・ω・`)「え? 何、突然?」

ミセ*゚ー゚)リ「いえ、特に深い意味はないんですが、
      大体の女の子はこういう話が好きなんですよ」

(;´・ω・`)「うん、まあ、するしないの前に相手がいる話だからね」


10.

ミセ*゚ー゚)リ「ペニサスさんですか?」
    ブフーッ!
(;´゚ω゚`) .・。 ’

ミセ;゚д゚)リ「うぉ!?」

(;´・ω・`)「え!? いや、え? その、何で……」

ミセ;゚ー゚)リ「何でって……そんなの見てればわかりますよ」

(;´・ω・`)「そ、そうなの? 勘がいいね、ミセリちゃんは……」

ショボンさんはそう言うが、この件に関してはあのトソンですら気付いてるくらいだ。
傍から見ればバレバレだ。

しかし、バレても誤魔化そうとしない辺りは男らしい人だな、ショボンさん。

折角だから、どういった経緯でそうなったのかとか聞いてみたいと思う。
乙女の好奇心の赴くままに。

(;´・ω・`)「まあね、昔馴染みでね、気付いたらいつの間にか……ってパターンかな」


11.

年齢よりだいぶ落ち着いた印象を受けるショボンさんと、年甲斐なくはっちゃけるペニサスさん。
性格からすれば正反対だが、見た感じ仲は良い。

どちらかと言えば兄妹か、悪友のそれだけど。

(;´・ω・`)「ああ、確かにね。妹みたいに思える時があるね」

ミセ*゚ー゚)リ「時々ショボンさんの方が弟に見える時もありますけどね」

(´・ω・`)「ハハハ、まあ、ぺ二ちゃんはああいう性格だからね」

ペニサスさんは姐御肌で世話焼きなとこがある。
対して、同じ世話焼きでも一歩引いて陰ながらフォローしてくるようなタイプのショボンさん。

時にしっかりものの姉と、おっとりした弟に見える場合がある。

ミセ*゚ー゚)リ「んで、アタックとかされないんですか?」

(;´・ω・`)「え、いや、その、そういうのは、その」

ヾミセ*>ヮ<)リノシ「そこんとこどうなんですか? どうなんですか?」


12.

(;´・ω・`)「え……いや、その、僕はあんまりそういったタイプじゃ……」

ミセ*゚3゚)リ「えー? タイプとかそういう話じゃないでしょー?」

(;´・ω・`)「それに、その……」

(´・ω・`)「あの時、僕は彼女の何の力にもなってあげられなかったからね」

ミセ*゚-゚)リ「あの時……ドクオさんの?」

(´・ω・`)「うん……」

ミセ*゚-゚)リ「……そうでしたか」

少しはしゃぎ過ぎたかもしれない。
女の子にとって、他人のコイバナは大好物だからしょうがないと言えばしょうがないが、ショボンさんの事情は多少複雑だったようだ。

でも……


13.

ミセ*゚ー゚)リ「でも、それなら、ペニサスさんがまたドクオさんを
      見えるようになればいいんですよね?」

(;´・ω・`)「え……いや、まあ、そんな簡単な話じゃないけど……でも……」

(´・ω・`)「そうだね、そうなったら、少しは昔の様に話せるかもしれない」

傍目に仲が良いように見えるが、それでも昔よりぎこちないらしい。
ドクオさんの事が片付けば、昔の事も自然に話せるようになって、そのぎこちなさもなくなるのだろう。

ミセ*゚ー゚)リ「だったら、早いとこドクオさんの事を片付けなきゃですね」

(´・ω・`)「うん、そうだね。僕もちょっとドクオ君と話してみるかな」

これは2人の問題だからと、ペニサスさんともドクオさんともこの2人の話をすることは避けていたらしい。
そういうとこは男としてはダメな気がするが、心を入れ替えたなら突っつく必要もないかな。

好きな人の為には、そういう物分りの良い態度だけでなく、時に形振り構わず突っ走って欲しいと思う。
まあ、ショボンさんは恋愛偏差値低そうだからしょうがないだろうけどね。

じゃあ、お前はどうなんだとか言わないように。


14.

(´・ω・`)「でも、どうするかな……どうやったら片付けられるんだろ」

ミセ*゚ー゚)リb「粗大ゴミシール貼って決められた日に出すとか」

(;´・ω・`)「そういう片付け方じゃないからね」

ミセ*゚ー゚)リ「冗談ですよ」

話を振っておいてなんだけど、ドクオさんの事に関してはあんまり心配していない。
多分そう遠くない内に、解決するんじゃないかと思う。

あの2人は、互いに歩み寄っている。
私はそれをずっと見て来た。

最初はお互い意地を張っていたけどね。

元々、お互いを大切に思っている2人だ。
自分に正直になれれば、きっといつか見えるはず。

そしてショボンさん。
今、自分から関わっておかないと、これからもずっと後悔すると思う。

昔、力になれなかった事を後悔しているのなら、今が取り戻すチャンスだ。


15.

ミセ*゚ー゚)リ「取り敢えず、あの試作品の甘さを緩和出来ればドクオさんから
      感謝されると思いますよ」

(;´・ω・`)「がんばってるんだけどね……」

(;´・ω・`)「僕がうるさいのと、ドクオ君が感想を伝えないのとで、
      未だ試作品止まりだってぼやかれてるよ」

ミセ*゚ー゚)リb「じゃあ、それを完成させましょうか」

ミセ*゚ー゚)リ「ドクオさんから感想聞いて、改良案をそれとなく示唆」

(´・ω・`)「なるほど、良いかもね」

雨の午後、私とショボンさんは色々とアイデアを出し合って話し合った。
これからの、ショボンさん達の未来の事を。

希望に溢れる、私よりもずっと大人の人達の未来を。

未来が過去を拭える事を願って。


 ~ 第六話 おしまい ~

    - つづく -   
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