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No  174

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第八話

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第八話

01.

< 大学からの帰り道 >


ミセ*゚ー゚)リ「あーいあいがさのところ♪」

(゚、゚;トソン

ミセ*゚ー゚)リ「みぎかさにだれがやどる♪」

(゚、゚;トソン

ミセ*゚ー゚)リ「あなたであるようにのぞみたくして♪」

(゚、゚;トソン

ミセ*゚ー゚)リ「ん? どしたの? 苦虫噛み潰したような顔して?」

(-、-;トソン「あなたのはしゃぎっぷりについていけなかっただけですよ」

ミセ*゚ー゚)リ「雨なんだから、ちょっとは明るくしてないと気が滅入るっしょ?」

(゚、゚トソン「だからといって、歌いながら傘を振り回す必要はないでしょう?」

ミセ*゚ー゚)リ「あ? 濡れちゃった? ごめんね」


02.

相も変わらず雨。
この長雨はいつ晴れる事やら。

今日は珍しく、完璧超人のトソンが傘を忘れて大学に来るという珍事があったので、1つの傘でいっしょに帰ってる最中だ。
午前中は降っていなかったとは言え、ホントに珍しい。
そんなに強い降りではないものの、流石に大学からトソンの部屋まで傘を差さずに帰ったらずぶ濡れだろう。

ちなみにデレはツンちゃんとの約束で図書館へ行っている。

(-、-トソン「どうせ帰るだけですから、濡れるのは構わないんですけどね」

本人曰く、風邪は引きたくないらしい。
まあ、そりゃそうだ。

ちょっと含みのある発言だったような気もするけど、気にしないでおこう。

ミセ*゚ー゚)リ「どうすんの? 買い物していくの?」

(゚、゚トソン「私の家で晩ご飯食べる気満々ですよね?」

dミセ*>ヮ<)リb「そりゃ、もちろん!」


03.

(゚、゚トソン「……まあ、今日は文句を言える立場でもないですが」

と言いながら文句を言うトソン。
どんな立場だろうが文句言うよね、トソンは。

でも、文句を言いつつもどんな立場だろうが色々取り計らってくれもする。

ミセ*゚ー゚)リ「よし、じゃあ、商店街へゴー!」

(゚、゚トソン「その前に1度部屋に寄って傘を取って来たいのですが」

ミセ*゚ぺ)リ「えー? 別にいじゃん、これで」

わたしはそう言ってわざとらしく頬を寄せる。

ミセ*゚ー゚)リ)゚、゚トソン

トソンはこの手のスキンシップはどちらかと言えば苦手な方だ。
何とも居心地の悪い表情を浮かべるのが面白い。
それでも、出会った当初よりはだいぶマシになったんだけどね。

ブーンちゃん達には自分から行ったりするし。


04.

(゚、゚トソン「必要以上に密接しないでください」

(゚、゚トソン「我々が必要以上に寄ると、ある種風当たりが強くなるのですよ?」

ミセ;゚д゚)リ「何の話!?」

ここはブログだから別にいいのでしょうがと続けるトソン。
時々こいつは私のわからない次元の話をする事がある。

わかってる時もたまにあるけど。

ミセ*゚ー゚)リ「で、どうすんの?」

(゚、゚トソン「まあ、大して長い時間でもないですから」

私達は2人は1つの傘の中、肩を並べて商店街へ向かう。

歩き慣れた道を、2人で。

・・・・
・・・


05.

< スーパー・小森 >

(゚、゚トソン「ジャガイモはこれでいいですかね」

ミセ*゚ー゚)リ「ピーマンは止めといてあげようぜ?」

(゚、゚トソン「子供にはこの苦味の良さはまだ早いですかね」

ミセ*゚ー゚)リ「トソンだって子供の頃はピーマン嫌いじゃなかった?」

(゚、゚トソン「これといって苦手意識はなかったですね」

ミセ*゚ー゚)リ「ありゃま」

ミセ*゚ぺ)リ「私はちょっと苦手だったなー」

(゚、゚トソン「そうなのですか?」

(゚、゚トソン「てっきり小さい頃から好き嫌いはないものかと」

ミセ*゚ー゚)リ「まあ、小さい頃は色々苦手なものあったよ」


06.

ミセ;゚ー゚)リ「苦かったり、酸っぱかったりは苦手だったなー」

ミセ*-ー-)リ「まあ、でも、中学ぐらいには大体食べられるようになったよ」

(゚、゚トソン「そうですか……」

気付いたのかな、こいつは?
それっきり沈黙を保つトソン。

どっちだろう?

年をとるにつれて、苦手なものが食べられるようになるなんて話は普通のごく事だ。
私に限った事ではない。

時には、ずっと苦手なものも残るだろうけど。
トソンの牛乳みたいに。

私は、何も残らなかった。
残せなかったのかな。

好き嫌いさえ、言うのを遠慮する内に、何でも食べられるようになったみたいだ。


07.

(゚、゚トソン「魚がいいですかね?」

ミセ*゚ー゚)リ「この季節にしては安いね。塩焼きに大根おろしとか良くない?」

(゚、゚トソン「いいですね。大根はありましたかね」

ミセ*゚ー゚)リ「大根も安かったよ。それ見ての提案だし」

(゚、゚トソン「目敏いですね。では、ちょっと持ってきてもらえますか?」

ミセ*゚ー゚)リb「オッケー」

(゚、゚トソン「それと、ついでに話したいことがあるなら話してください」

ミセ*゚ー゚)リ「……え?」

(゚、゚トソン「この後でいいですから」

ああ、やっぱり気付いてたのか。
うん、そう。
話したいことがあったから、付きまとってみたんだ。

時々妙に鋭いよね、普段はこういうの鈍いくせに。
時々、家族や友達の事には妙に。

でも……


08.

ミセ*゚ー゚)リ「……大根のついでってのはないんじゃない?」

(゚、゚トソン「美味しいですよ、大根」

(゚、゚トソン「焼き魚に大根おろしは重要なファクターです」

ミセ*゚ー゚)リ

ミセ*-ー-)リ プッ

ミセ*゚ー゚)リ「そりゃ確かに」

ミセ*゚ー゚)リ「とっても大切な事だわ」

(゚、゚トソン「それじゃあ、お願いしますね」

ミセ*゚ー゚)リノ「あいよ」

大事な事で、些細な事。
ごく当たり前の事なのだ。

友達が友達に相談する事なんて。


09.

ミセ*゚ー゚)リ「ほい、大根」

(゚、゚トソン「ありがとう」

(゚、゚トソン「後は……甘味ですかね」

ミセ*゚ー゚)リ「いいねぇ」

・・・・
・・・

< 庶凡屋 >

|ω・`)

(゚、゚トソン「それで、今日は何ですか?」

ミセ*゚ー゚)リ「うん、まあ、この間言い掛けた事」

正確には、トソンに引っ掛けられてバラしそうになった事だ。


10.

私達は、買い物を終え、ショボンさんのお店に来ていた。
ちょっと真面目な話があるから、2人だけにして欲しいと断り、奥のスペースに座った。

隅の方に見切れてる人がいるけど、小声で話しているのであそこまでは聞こえないだろう。
ショボンさんも心配してくれているのだろうから、好きにさせておこう。

(゚、゚トソン「ご家族の事と……それと……」

ミセ*゚ー゚)リ「恋愛相談」

(゚、゚トソン「──は、ないとして」

ミセ*゚д゚)リ「失礼だな」

他人のことは言えないくせに失礼なやつだ。
まあ、私もトソンも、どっちかと言えば今の皆でわいわいやるので満足してるから、そういうのは割とどうでもいいんだけどね。

いや、ホントに。言い訳じゃなくてだね。

(゚、゚トソン「それで……」


11.

ミセ*゚ー゚)リ「進路相談、かな?」

私は、トソンや貞ちゃん達皆が、ちゃんと自分の進むべき道を見つけられているのに自分だけまだ見つかっていない事を話した。
自分が何になりたいのか、漠然としか見えず、そのどれも違うような気がしている事も。

(゚、゚トソン「……それだけではありませんよね?」

ミセ*゚-゚)リ「どうしてそう思うのかな?」

(-、-トソン「それだけなら、相談するのに悩まないでしょ?」

ご家族の事はともかくと、トソンは言葉を続ける。
うん、やっぱり気付かれたか。

ミセ*゚-゚)リ

私はまだ、あの事を話していいのか迷っている。
黙っている方が後から怒られるのはわかっているけど、話した所でどうしようもない話なのだ。

それどころか、話す事で皆に負担をかける可能性もある。
もちろん、そんな事は口にしないだろうけど、皆、心のどこかで気にしてしまうだろう。

私は──


12.

(゚、゚トソン「同じ事を何度も言うつもりはありませんが……」

ミセ*゚-゚)リ「うん、ごめん、まだちょっと迷っててね……」

(-、-トソン「私でダメなら、デレや貞子、話して気が紛れるならブーン達でも
     いいですから、あまり1人で考え込み過ぎないでください」

ミセ*゚-゚)リ「いや、話すなら多分、トソンが一番適任だよ」

ううん、違う。

ミセ*゚ー゚)リ「トソンに聞いて欲しい」

性格とかそういうんじゃなく、私がトソンに聞いて欲しいのだ。

友達として。

そして──


13.

(゚、゚トソン「わかりました」

(゚、゚トソン「ですが、これだけは言っておきます」

(゚、゚トソン「私達は何であれ、あなたがどうであろうと──」

ミセ*゚ー゚)リ「友達、だよね」

ミセ*゚ー゚)リ「うん、わかってる」

(゚ー゚トソン

私達は、顔を見合わせて微笑んだ。
トソンはほんのちょっと口の端を緩めただけだったけど、笑っていたのはわかっている。

私は、1つ息を吐き、アイスグリーンティーに刺さっているストローを銜えた。
ストローを、深い緑色の線が上っていく。

|ω・`)

(゚、゚トソン「すみません、おかわりもらえますか?」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、私も」

|ω・`) !


14.

未だこちらに心配そうな視線を向けるショボンさんに、お茶のおかわりを注文する。
てか、心配してもらっていてなんだが、そんなに暇なのだろうか?
外は雨だし、客足は落ちるのだろうが、買い物帰りの客が寄っていってもおかしくない時間帯だ。

私達は売り上げに貢献すべく、甘味ももう1つ頼む事にする。
トソンは水羊羹、私は水饅頭を頼んだ。

ちょっと時期は早めかもだけど、じめじめしたこんな日には、清涼感溢れる和菓子がいいね。

ミセ*゚~゚)リ「うむ、ほど良い甘さがいと美味し」

(゚~゚トソン「夏場はこういう水気のある和菓子が良いですね」

(´・ω・`)「うん、やはり夏場はそういう物の売り上げがいいね」

ミセ*゚ー゚)リ「今年はその路線で攻めてみますか、ショボン饅頭?」

(´・ω・`)「特製ショボン水饅頭とかどうだろう」

(゚、゚;トソン「半透明状のショボン饅頭ですか……」


15.

なんだかんだで味はいいのだ。
見た目はなんだが、食べるのは楽しみであったりする。

トソンはともかく、ブーンちゃんは大喜びだろう。

(゚、゚トソン「さて……ショボンさん」

(´・ω・`) !

|ω・`)

再びショボンさんが店の隅に引っ込んだ所で、トソンが居住まいを正した。
あんまり堅苦しく身構えて欲しくないけど、トソンらしいと言えばらしいので仕方がない。

ミセ*゚ー゚)リ「……私はさ」

(゚、゚トソン

ミセ*゚ー゚)リ「やっぱり寂しいんだ」

私は、これまで隠してきた胸の内をトソンに向けて少しずつ、曝け出した。
不思議と、ずっと笑顔のままで言葉が溢れ出していた。


 ~ 第八話 おしまい ~

    - つづく -   
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