( ^ω^)系でも、いいっしょ?

⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
No 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨
No  185

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第十話

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第十話

01.

「私達は友達です」

「うん」

「でも、あなたは私達をそれ以上に見ていたのかもしれませんね」

「え?」

「私がブーンをそう見ているように」

「……私は」

「でも、あなたにも、そういう人はいるのでしょう?」

「……」

「そばにいてくれる人、共に生きる人。過去はどうあれ、今のあなたなら……」

「今の……私……」

「あなたなら……」

「私なら……」

・・・・
・・・


2.

ミセ*・д・)リ「ねえ、おかーさん、宿題手伝って?

「あらあら、宿題は自分でやらなきゃ意味がないんですよ?」

ミセ*・3・)リ「えー、だって面倒なんだもん」

「ちゃんと1人で宿題終わらせたら、今日はミセリちゃんの
 好きなご飯を作ってあげますよ」

ミセ*・д・)リ「もー、私もそんな小さい子じゃないんだから、
      晩ご飯ぐらいじゃ釣られないよー?」

「あら、そうなの? じゃあ、今日は予定通りピーマンの肉詰めに……」

ミセ*・д・)リ「コロッケがいい!」

「じゃあ、宿題」

ミセ*・へ・)リ「はーい」

「フフフ、ミセリちゃんはやれば出来る子なんだから、面倒がらずに、ね?」


3.

ミセ*・д・)リ「うーん……、そんなちゃんと私に出来るかな?」

「出来ますよ。ミセリちゃんはとっても良い子なんですもの」

ミセ*・д・)リ「でも、算数とか難しいよ?」

「そういう時は、お友達や先生に聞いたりして、教えてもらえば大丈夫ですよ」

ミセ*・д・)リ「あれ? 自分でやらなきゃダメなんじゃないの?」

「ええ、そうですよ」

「でも、自分でやった結果、それがわからないって事が
 自分でわかったら、自分がわかるための方法として、
 誰かに聞いて教わって、少しずつわかるようになっていけばいいんですよ」

ミセ*・へ・)リ「うーん、よくわかんない」

「ごめんなさい。まだちょっと難しかったかな?」

「でもね、ミセリちゃん。誰かに頼る事は恥ずかしい事じゃないの」

「自分に頼れる誰かがいる事は、喜んでいい事なのですよ」


4.

ミセ*・д・)リ「おとーさん、おかーさんがいる!」

「ええ、いますよ。ミセリちゃんには私達がいます」

「ミセリちゃんも、誰かに頼ってもらえるような人になってくださいね」

ミセ*・ー・)リ「うん、なる! 私、おとーさんとおかーさんに頼ってもらう!」

「ええ、そうですね。家族は皆で助け合って、頼り合うものですからね」

ミセ*・д・)リ「家族ってみんな仲良しなんだよね」

「そうですよ、仲良しですよ」

「でもね、ミセリちゃん、家族も時々ケンカしたりする事もあるんですよ」

ミセ*・д・)リ「うん、時々おとーさん、顔に引っかき傷だらけー」

「……それは置いといて」

「そんな時はね、ミセリちゃん、あなたがその笑顔で家族を
 仲直りさせてあげてください」

ミセ*・д・)リ「笑顔?」


5.

「ええ、笑顔です。あなたの笑顔は皆を幸せにしてあげられます」

「家族に限らず、友達も、あなたが笑顔でいれば皆も笑顔になってくれます」

「だからね、ミセリちゃん、あなたはいつも笑っていられるような
 幸せな子でいてください」

「あなたが幸せなら、私もお父さんも、家族はみんな幸せなのですから」

ミセ*・ヮ・)リ「うん、私、いっつも笑顔いでいる!」

ミセ*・ヮ・)リ「おとーさんとおかーさん、それにお友達もみんな幸せにする!」

「良く出来ました」

ミセ*・ヮ・)リ「エヘヘヘヘ」

「これからもずっと、皆に、そして私にその笑顔を見せてくださいね」

ミセ*・ヮ・)リ「うん!」

・・・・
・・・


6.

< トソン宅 >

ミセ*゚ー゚)リb「どれがいいと思う?」

( ^ω^)「おー、すごくいっぱいあるおー」

ノパ⊿゚)「何がどうなのか全然わからんぞー」

ξ゚⊿゚)ξ「どれがいいかと言われてもね……」

3人はそれぞれ違った反応を見せる。
目の前に広げられたパンフや本、色んな資料の山を興味深げに覗き込みながら。

(゚、゚;トソン「そんなに広いわけでもないのですから……」

ζ(゚ー゚*ζ「ミセリちゃんか貞ちゃんの部屋の方が良かったかもね」

川д川「よくこれだけ集めたねー」

その相方もそれぞれの感想を述べてくる。
まあ、確かに、ここよりは私の部屋の方が良かった気もするけど、私にとってはこっちの部屋の方が何となく居心地はいいのだ。
向こうも少しはマシになったとは言え、やっぱりこっちの方が落ち着く。


7.

ミセ*゚ー゚)リb「まあ、これ見てもわかんないんだったら、
      何が私に合いそうかだけでもいいよ」

ミセ*゚ー゚)リ「ブーンちゃん達の知ってる範囲でいいからさ」

( ^ω^)ノパ⊿゚)「「おー」」

ξ-⊿-)ξ「あんたに合いそうなものねぇ……」

呆れたように首を振るツンちゃんだが、色んな資料を見てはしゃぐブーンちゃん達に引きずられるよういっしょに騒ぎ出す。
いつの間にかデレや貞子もそれに加わり、トソンはどうやらお茶の準備をしているようだ。

(〃^ω^)「これとかどうだお?」

ミセ*゚ー゚)リ「どれどれ……ハンバーガー屋さんかー」

ミセ*゚ー゚)リ「うーん、飲食店も中々楽しそうだよねー」

(〃^ω^)「ハンバーガー食べたいお!」

ミセ*゚ー゚)リ「あはは、私がお店を始めたら、いつでも食べに来てもいいよ」


8.

ノハ*゚⊿゚)「これはどうだー?」

ミセ*゚ー゚)リ「何々……ステーキ屋さんね」

ミセ*゚ー゚)リ「ああ、鉄板で調理するパフォーマンスとかいいよね」

ノハ*゚⊿゚)「肉美味いぞー!」

その後も2人は色々なお店を勧めてくれる。
そのどれもが、食べ物のお店ばっかりだったけど。

ミセ;゚ー゚)リ「ひょっとして2人共、自分が食べたいものの
      お店ばっかり探してないかな?」

ノハ;゚⊿゚)(;^ω^)「「そ、そんなことないぞ(お)?」」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたらは……」

図星だったのか、ちょっと慌てる2人を制し、ツンちゃんが一枚のパンフを私に手渡す。

ξ゚⊿゚)ξ「こういうのとか良くない?」


9.

ミセ*゚ー゚)リ「あー、ケーキ屋さんかー。女の子らしくていいね」

ξ*゚⊿゚)ξ「でしょ? あんた甘いもの好きだし、
      アドバイスしてくれそうな人もいるし」

なるほど、随分と理にかなった解説だ。
でも、私は知っている。
ツンちゃんの提案もブーンちゃん達と大差ないことに。

ミセ*゚ー゚)リ「中々いいね。候補の1つに考えとくよ」

ミセ*゚ー゚)リb「もしお店を開く事が出来たら、いつでも食べに来ていいからね」

ξ*゚⊿゚)ξ「が、がんばんなさいよ。応援してあげるからね」

嬉しそうにこぶしを握り発破をかけてくれるツンちゃん。
その期待には応えたい所だが、まだ決定ではないんだよね、ごめんね。

ζ(´ー`*ζ「海産物の輸入代行とかどうだかな?」

ミセ;゚ー゚)リ「随分とピンポイントで来たね」


10.

ζ(´ー`*ζ「サクラ田麩専門の」

ミセ;゚д゚)リ「ピンポイント過ぎんだろ!?」

川д川「会社勤めとかは考えてないの?」

ミセ*゚ー゚)リ「それも考えてるよ」

考えてはいるが、まずは自分の興味とか向いてるものとかをはっきりさせたいのだ。
ブーンちゃん達があげたお店だって、別に自分で開く事前提ってわけでもない。
それだって会社勤めのようなものだろう。

(゚、゚トソン「難しいですね」

本来なら、自分の興味が一番の決定動機なんなのだろうがとトソンは言う。
全く持ってその通りだが、たまには客観的に見たいと言うか、皆がどう見てくれてるのかも気になったりするのだ。

(゚、゚トソン「あなたも低学年なら先生に向いてそうですが……」

嬉しい事を言ってくれるトソンだが、履修とかの兼ね合いで今からは辛いね。
幼稚園の先生とかは自分でもやってみたくもあった。


11.

ヾ(〃^ω^)ノシ「お歌とか踊りの先生がいいお!」

ノハ*゚⊿゚)「ミセリ、歌上手いぞー」

ξ゚⊿゚)ξ「ああ、そう言えばその辺は意外と見れるわよね」

ミセ*゚∀゚)リ「おお、良いとこ突いてきたね」

時々公園や散歩の途中で子供向けの歌を教えてあげて、いっしょに歌ったりはしていたけど、それが好評のようで嬉しい限りだ。
そういう方向は考えてなかったけど、それも意外と楽しいかもしれない。

川д川「そうだね、普通にカラオケとか上手いもんね」

ζ(゚ー゚*ζ「踊りもすぐ覚えちゃうしね」

(゚、゚トソン「運動神経は悪くないですよね」

ミセ*-ー-)リ「まあねー」

ミセ*゚∀゚)リb「よし、それじゃいっそのことアイドル目指しちゃおうか」
      キラッ
oミセ*^ヮ^)リゝ☆彡「歌って踊れるらぶりんアイドル・ミセリちゃん!」


12.

川-川ξ゚-゚)ξζ(゚-゚ ζ(゚-゚トソン

ミセ;゚-゚)リ「……うん、ごめん、調子に乗り過ぎました」

いや、流石に冗談だけどね。年とかあるし。

・・・・
・・・

そんなこんなで、皆に色々なアイデアを出してもらって、自分でも考えてみたけど、未だ決定には至らずにいる。
そんな簡単に決められるとは思ってなかったし、客観的に見て自分がどうなのかとか少しわかった気がして有意義な時間ではあった。

(゚、゚トソン「ブーン達にも仕事について知る良い機会でしたね」

私は晩ご飯の用意をしているトソンのそばに来ていた。
ブーンちゃん達はまだ仕事のパンフなどを興味深げに眺めては、時々私に提案してくれる。

ミセ*゚ー゚)リ「集めてみて思ったけど、自分が知ってた以上に
      色んな仕事があるよね」

(゚、゚トソン「私も夢が見つかってなければ、今頃大いに悩んでたでしょうね」

それはどうかなとちょっと思う。
生真面目なトソンの事だ。
私が始めるよりはもっと前から探し始めてて、もう既に見つけてそうな気がする。

そんなことを話すと、トソンは大根を切る小気味良い音を立てながら少し笑う。
生真面目というより心配性なのだろうと。


13.

ミセ*゚ー゚)リ「それだと私が全然心配してない楽天家みたいだよね」

(゚、゚トソン「その通りですよ……と言いたい所ですが……」

トソンはそこで言葉を切り、手を止めて私の方へ向き直る。

(゚、゚トソン「あなたも今回の事では随分悩んだみたいですからね」

(゚、゚トソン「でも、それが普通なのだと思いますよ」

(゚、゚トソン「あなたも、ごく普通の大学生なのですから」

ミセ*゚ー゚)リ「……」

(゚、゚トソン「悩む事は悪い事ではないと思います」

(゚、゚トソン「それだけそのことに向き合った証なのでしょうから」

(゚、゚トソン「結果がどうであれ、自分で考え、他人に意見を仰ぎ、
     ちゃんと自分と向き合えたのですよ」

ミセ*゚ー゚)リ「……うん」

トソンの言葉は何となく、昔聞いた事がある話に似ている気がした。
トソンはどこか、あの人に似ているのだろうという結論には達している。
比べると若干どころじゃなく厳しめだけど。


14.

(゚、゚トソン「まあ、でも、我々もまだ社会に出た事のない人間です」

(゚、゚トソン「具体的な話は出来ませんし、
     あまり役には経たなかったかもしれませんね」」

ミセ*゚ー゚)リ「そんなことないよ」

少なくとも悩みを話せて、色んな意見を聞けて、私の心はだいぶ軽くなった。
それは皆のお陰だ。

(゚、゚トソン「そう言ってもらえるとありがたいですけどね」

ミセ*゚ー゚)リ「感謝してるよ」

頼れる皆がいる事に、私は本当に感謝している。

(゚、゚トソン「それなら尚更、ちゃんとしたアドバイスを
     してあげたいとも思うのですよ」

ミセ*゚ー゚)リ「まあ、これから先生になるお勉強をしていく上で
      何か私に役立ちそうな事あったら教えてよ」

トソンは1つ頷き、料理に戻ろうとした。
しかし、何かを思い出したのか、また私の方を振り返る。


15.

(゚、゚トソン「やっぱり言っておくべきですかね」

ミセ*゚ー゚)リ「何を?」

(゚、゚トソン「話を聞く相手は、私達だけじゃないという事ですよ」

私達よりも人生の先輩に話を聞けばいいと。
具体的には……

ミセ;゚ー゚)リ「ヘリカル先輩達?」

(゚、゚;トソン「露骨に嫌そうな顔をしない。まあ、そこもですが他にも……」

ショボンさんやペニサスさん、ハローさん、それに一応ミルナ先生もかな。
でぃさんの話は聞いてみたいな。
今年の夏もるん雲行って聞いて来ようか。

シャキンさんは……まあ、どうでもいいか。

(゚、゚トソン「そうですね、あの方々や……それと」

ミセ*゚ー゚)リ「それと?」


16.

(゚、゚トソン「……あなたの身近な大人の方々」

ミセ*゚-゚)リ「……と言うと?」

(゚、゚トソン「あなたのご両親です」

ミセ*゚-゚)リ

わかってはいた。
途中で気付いてはいたんだ。
トソンが何を言いたいのか。
私が何を言われようとしているのか。

トソンの意見は正しい。

そういうのは、両親に相談して然るべきだ。

お父さんは会社の社長で、それなりに人生経験は豊富で、多くの人を見てきたはずだ。
相談役としては適任だ。


17.

そしてお義母さん。

普通に大学を出て、普通にお父さんの会社に入った。
それはつまり、今私がやっているような事を経て、就職活動を乗り切ったという事だ。
経験談を聞くには打って付けの相手だ。
そんな大昔の話でもないのだし。

でも……

(゚、゚トソン「……聞けませんか?」

ミセ*゚-゚)リ「……聞け……」

(゚、゚トソン「……」

ミセ*゚-゚)リ「……」

(゚ー゚トソン「……ゆっくりでいいのですよ」

それ以上何も言えない私に、トソンは穏やかな笑みを浮かべて私の肩をポンと1つ叩いた。


18.

ミセ*゚-゚)リ「……トソン」

(゚ー゚トソン

ミセ*゚д゚)リ「大根臭い」

(゚ー゚トソン

(^ー^#トソン

全く、冗談のわからんやつめ。
大根の匂いは好きだっつーの。

ミセ;メдメ)リ

・・・・
・・・

< ミセリ宅 >

ミセ*゚-゚)リ「ふう……」

今日は泊まるつもりだったけど、何となく帰ってきてしまった。


19.

理由は言わずもがな。

ミセ*゚ぺ)リ 【】

かれこれどのくらいの時間こうやって携帯とにらめっこしてるのだろうか。
我ながら情けないというか、何というかだ。

ミセ*゚ぺ)リ「……あんまり遅くなると迷惑だろうしな」

悩んでいられる時間はもうない。
別に明日以降に延ばしてもいいのだけど。

ミセ*゚-゚)リ「でもなー……」

ここで先延ばしにしてしまったら、また踏ん切りがつくまで時間がかかりそうだ。

ミセ*゚-゚)リ 【】

大した話じゃない。
ただ電話して、ほんのちょっと昔の話を聞くだけだ。

家族なら、ごく普通の事だ。


20.

ミセ*゚-゚)リ「家族なら……」

家族。

私の家族。

今の私に、家族と呼べる存在はいるのだろうか。

ミセ*゚ー゚)リ「……いるよね」

いけないいけない、ここでまた迷ったらこれまで考えてきた事、トソン達に背中を押してもらった事が無駄になる。

確かにこれまで、お世辞にも仲の良い家族だとは言えなかった。
それは事実だ。

それが誰の所為だったのか。
それは──

ミセ*゚ー゚)リ「どうでもいい」

今となってはどうでもいいのだ。
今までがそうであっただけの事。
今までがそうであったから、これまでもそうでなければならないわけじゃない。


21.

それが嫌なら、どうにかすれば良いだけの事。
私自身が、どうにかすれば良いだけの事。

私が──

ミセ*゚ヮ゚)リ「笑顔で何とかする!」

だったよね、お母さん。

何で忘れてたんだろうか。

私が私である事を忘れていたのは何故だったのか。

色々な理由は思い当たるが、それも過ぎ去った昔の事。
考えすぎた私は、誰かに頼る事を忘れ、誰にも聞けずに答えのわからない宿題に悩み続けていたのだ。

でも、私はここに来て、あいつらと出会って私自身を思い出した。

だったら私がやる事は1つしかない。

私にしか出来ない事。

家族の皆を笑顔で幸せにする事。

私が家族の、皆が頼れる私である事。

ミセ*゚ー゚)リ「それが私なんだ」
 つ】 ピッ


22.

「あ、もしもし……うん、こんばんは……です」

「あ、いや、お父さんじゃ……ではなくてその……お義母さんに」

「いやいやいや、そうじゃなくてその……進路の……」

「うん、それ……です、進路相談」

「……え、いや、まあ、何て言う……言いますかOG的な、大学は違うけど」

「うん、そう……です」

「……え? そ、そうです……いや、そうだね」

「それでその、今度の連休にでも……その、都合は……」

「そう? 良かった」

「あ、それと、その、私も直したんで、その……」

「“さん”は止めて欲しいかなーなんて……」

「いや、そっちじゃなくて呼び捨てか……その……」


23.

「……うん、それでよろしく」

「それじゃ、また今度、うん、おやすみなさい」

「ありがとう、お義母さん」


ミセ;-ー-)リ「ふぃーっ……」
 つ】 ピッ

ああ、何か妙に緊張した。
笑顔で何とかすると言いながら、引きつりまくりだし、そもそも電話じゃ笑顔は見えないし。

しかし、まあ、何とか第一歩は踏み出せたと思う。
ほんのちょっとだけど前進した。

後は追々がんばろう。
焦らず、ゆっくりと……そして

ミセ*゚ー゚)リ「笑顔でね」

私はベッドに勢いよく体を倒した。
手足を大きく伸ばすと緊張していた身体がほぐれて心地良い。


24.

私は仰向けの体勢から身体を横に向け、テレビのリモコンに手を伸ばした。

ミセ*゚ー゚)リつ

箪笥|、゚トソン
箪笥|ω^)

ミセ*゚ー゚)リ

冷蔵庫|д川
冷蔵庫|パ-⊂

ミセ*゚-゚)リ

テーーーーーーーーブル
|ξ゚⊿゚)ξζ(´ー`*ζ|

ミセ;゚-゚)リ


ミセ;゚д゚)リ「お前らなにやっとんじゃぁー!!!」


25.

(゚、゚トソン「ようやくバレましたね」

( ^ω^)「おー」

ミセ;゚д゚)リ「バレましたねじゃねーだろ。何でここにいんのさ?」

川д川「尾行てきたからかな?」

ノパ⊿゚)「全然気付かれなかったぞー」

ミセ;゚д゚)リ「いや、尾行て来たって……」

ξ゚⊿゚)ξ「鍵は受け取ってるしね」

ζ(´ー`*ζ「ツンちゃんが」

ミセ;゚д゚)リ「いや、え……いや、え?」

(゚、゚トソン「こちらが言うのもなんですが、気付かなさ過ぎというか」

ξ゚⊿゚)ξ「無用心過ぎるわね」


26.

やりやがったこいつら。
私が悩んでる隙にこっそり入り込みやがった。

いや、気付かない私もなんだけど、それだけ集中してたんだし、これは仕方なくね?

てか、いつの間にか下の受付も顔パスになってるし。

ミセ;゚ー゚)リ「何しに来やがったのさ?」

川д川「それは……」

言われずともわかってる。
心配だから、それだけの話なのだろう。

帰り際の私の様子、今思えばこれからの事を考えてて少しばかり思い詰めたような顔をしていたかもだ。
それを目敏く見つけた誰かが、いや、ひょっとしたら皆が気付いたのかもしれない。

ミセ;-д-)リ「ああ、もういいよ。取り敢えず何でもないから帰りたまえ」

( ^ω^)「お? 今日はミセリのお家にお泊りだお?」

ミセ;゚ー゚)リ「うぇ? いつそんな話に?」


27.

(〃^ω^)「好きなだけ泊まっていいって言ったお!」

ξ゚⊿゚)ξ「言ったわね」

ミセ;゚ー゚)リ「うん、言ったね」

私はトソンの方に視線を向ける。
トソンはそ知らぬ顔でそっぽを向く。

いや、お前の差し金なのはわかってるっての。
何も知らないブーンちゃんを利用しやがって。

まあ、別に来ちゃダメとは言ってないし、意図もわかるけどさ、その……

ミセ//へ/)リ「んで、お前らいつからいたの?」

ノパ⊿゚)「ミセリが帰ってからす──」

川д川「ついさっきだよ」
ノパ-⊂ モガ

ミセ//、/)リ「あっそ……」


28.

あーあ、電話の中身は全部聞かれただろうな。
全く、プライバシーの侵害だろうが、チクショーめ。
そんな長い時間、ヒーちゃん達を静かにさせとくの大変だっただろうに。

揃いもそろってお節介なんだから。

ミセ*゚ー゚)リ「……んで、お菓子は?」

(゚、゚トソン「何ですか、お菓子って?」

ミセ*゚ー゚)リ「遊びに来るやつが持って来いっていつもトソンは言うじゃんか?」

ミセ*゚ー゚)リ「遊びに来たならお菓子の1つや2つ──」

ξ゚⊿゚)ξつ晶⊂ζ(゚ー゚*ζ(〃^ω^)つ品⊂(゚、゚トソンノパ⊿゚)つ□□⊂川д川

ミセ*゚ー゚)リ「……上出来だ」

そこからはいつものようにたわいもない話で盛り上がり、お菓子食べてジュース飲んで、明日は平日だってのに夜遅くまで馬鹿騒ぎ。
素面で何てテンションだよ。

あいつらは聞いたはずの電話の話は何もしてこなかった。
寝る間際、トソンがボソッと“がんばりましたね”なんてお母さんみたいなことを言ってきたぐらいで。


29.

布団を敷き、7人で雑魚寝。
幾度となく、こうやって並んで夜を越したが、この部屋でこうするのは初めてだ。

また少し、この部屋が好きになれそうだ。

ミセ*゚ー゚)リ「んじゃ、電気消すよ」

    「「「「「「おやすみー(だお)」」」」」」
川д川ノパ⊿゚)ξ゚⊿゚)ξζ(゚ー゚*ζ(^ω^ )(゚、゚トソン

ミセ*-ー-)リ「おやすみ」

私は目を閉じ、眠りにつく。
色々考える事はある。
色々言いたい事もある。

でも、今は眠ってしまおうと思う。
今言いたい事、お礼なんて口にした日にはきっと私は泣いてしまう。

ミセ*-ー-)リ

私は、上手く皆に頼れたのだと思う。
皆がここに来てくれた事が、それを証明してくれる。


30.

今は眠ってしまって、明日からまた私は私で、いつもの私で笑っていよう。
皆が頼ってくれるような、いつも笑顔の私で。

ミセ*-ー-)リ「……フフ」

まあ、意識するまでもなく、こいつらといると自然に笑顔になれるんだけどね。

川ー川ノハ-⊿-)ξ-、-)ξζ(-д-*ζ(-ω- )(-、-トソン

おやすみ、私の大切な──

そして──


ミセ*-ー-)リ「あ……」

ミセ*-、-)リガト

ミセ*-ー-)リ「……明日はきっと晴れかな」

私の世界にはずっと雨の日が続いていた。

でも、そんな雨もいつしか上がり、夏の夜空には満天の星が煌くのだ。



 ~ ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです おしまい ~



                                        あとがき
別窓 | ブログ内作品 | コメント:1 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第十話(分割前編) | ( ^ω^)系でも、いいっしょ? | ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第九話>>

この記事のコメント

No.360
ミセリ…
良がったよぉ。゚(゚´ω`゚)゚。ピー
続き読みたい!
2010-03-26 Fri 22:53 | URL | (^ω^)系名 #-[ 内容変更]

∧top | under∨
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| ( ^ω^)系でも、いいっしょ? |
    Twitter/ri_ry
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。