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⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
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No  190

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第十話(分割前編)

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第十話(分割前編)
01.

「私達は友達です」

「うん」

「でも、あなたは私達をそれ以上に見ていたのかもしれませんね」

「え?」

「私がブーンをそう見ているように」

「……私は」

「でも、あなたにも、そういう人はいるのでしょう?」

「……」

「そばにいてくれる人、共に生きる人。過去はどうあれ、今のあなたなら……」

「今の……私……」

「あなたなら……」

「私なら……」

・・・・
・・・


2.

ミセ*・д・)リ「ねえ、おかーさん、宿題手伝って?

「あらあら、宿題は自分でやらなきゃ意味がないんですよ?」

ミセ*・3・)リ「えー、だって面倒なんだもん」

「ちゃんと1人で宿題終わらせたら、今日はミセリちゃんの
 好きなご飯を作ってあげますよ」

ミセ*・д・)リ「もー、私もそんな小さい子じゃないんだから、
      晩ご飯ぐらいじゃ釣られないよー?」

「あら、そうなの? じゃあ、今日は予定通りピーマンの肉詰めに……」

ミセ*・д・)リ「コロッケがいい!」

「じゃあ、宿題」

ミセ*・へ・)リ「はーい」

「フフフ、ミセリちゃんはやれば出来る子なんだから、面倒がらずに、ね?」


3.

ミセ*・д・)リ「うーん……、そんなちゃんと私に出来るかな?」

「出来ますよ。ミセリちゃんはとっても良い子なんですもの」

ミセ*・д・)リ「でも、算数とか難しいよ?」

「そういう時は、お友達や先生に聞いたりして、教えてもらえば大丈夫ですよ」

ミセ*・д・)リ「あれ? 自分でやらなきゃダメなんじゃないの?」

「ええ、そうですよ」

「でも、自分でやった結果、それがわからないって事が
 自分でわかったら、自分がわかるための方法として、
 誰かに聞いて教わって、少しずつわかるようになっていけばいいんですよ」

ミセ*・へ・)リ「うーん、よくわかんない」

「ごめんなさい。まだちょっと難しかったかな?」

「でもね、ミセリちゃん。誰かに頼る事は恥ずかしい事じゃないの」

「自分に頼れる誰かがいる事は、喜んでいい事なのですよ」


4.

ミセ*・д・)リ「おとーさん、おかーさんがいる!」

「ええ、いますよ。ミセリちゃんには私達がいます」

「ミセリちゃんも、誰かに頼ってもらえるような人になってくださいね」

ミセ*・ー・)リ「うん、なる! 私、おとーさんとおかーさんに頼ってもらう!」

「ええ、そうですね。家族は皆で助け合って、頼り合うものですからね」

ミセ*・д・)リ「家族ってみんな仲良しなんだよね」

「そうですよ、仲良しですよ」

「でもね、ミセリちゃん、家族も時々ケンカしたりする事もあるんですよ」

ミセ*・д・)リ「うん、時々おとーさん、顔に引っかき傷だらけー」

「……それは置いといて」

「そんな時はね、ミセリちゃん、あなたがその笑顔で家族を
 仲直りさせてあげてください」

ミセ*・д・)リ「笑顔?」


5.

「ええ、笑顔です。あなたの笑顔は皆を幸せにしてあげられます」

「家族に限らず、友達も、あなたが笑顔でいれば皆も笑顔になってくれます」

「だからね、ミセリちゃん、あなたはいつも笑っていられるような
 幸せな子でいてください」

「あなたが幸せなら、私もお父さんも、家族はみんな幸せなのですから」

ミセ*・ヮ・)リ「うん、私、いっつも笑顔いでいる!」

ミセ*・ヮ・)リ「おとーさんとおかーさん、それにお友達もみんな幸せにする!」

「良く出来ました」

ミセ*・ヮ・)リ「エヘヘヘヘ」

「これからもずっと、皆に、そして私にその笑顔を見せてくださいね」

ミセ*・ヮ・)リ「うん!」

・・・・
・・・


6.

< トソン宅 >

ミセ*゚ー゚)リb「どれがいいと思う?」

( ^ω^)「おー、すごくいっぱいあるおー」

ノパ⊿゚)「何がどうなのか全然わからんぞー」

ξ゚⊿゚)ξ「どれがいいかと言われてもね……」

3人はそれぞれ違った反応を見せる。
目の前に広げられたパンフや本、色んな資料の山を興味深げに覗き込みながら。

(゚、゚;トソン「そんなに広いわけでもないのですから……」

ζ(゚ー゚*ζ「ミセリちゃんか貞ちゃんの部屋の方が良かったかもね」

川д川「よくこれだけ集めたねー」

その相方もそれぞれの感想を述べてくる。
まあ、確かに、ここよりは私の部屋の方が良かった気もするけど、私にとってはこっちの部屋の方が何となく居心地はいいのだ。
向こうも少しはマシになったとは言え、やっぱりこっちの方が落ち着く。


7.

ミセ*゚ー゚)リb「まあ、これ見てもわかんないんだったら、
      何が私に合いそうかだけでもいいよ」

ミセ*゚ー゚)リ「ブーンちゃん達の知ってる範囲でいいからさ」

( ^ω^)ノパ⊿゚)「「おー」」

ξ-⊿-)ξ「あんたに合いそうなものねぇ……」

呆れたように首を振るツンちゃんだが、色んな資料を見てはしゃぐブーンちゃん達に引きずられるよういっしょに騒ぎ出す。
いつの間にかデレや貞子もそれに加わり、トソンはどうやらお茶の準備をしているようだ。

(〃^ω^)「これとかどうだお?」

ミセ*゚ー゚)リ「どれどれ……ハンバーガー屋さんかー」

ミセ*゚ー゚)リ「うーん、飲食店も中々楽しそうだよねー」

(〃^ω^)「ハンバーガー食べたいお!」

ミセ*゚ー゚)リ「あはは、私がお店を始めたら、いつでも食べに来てもいいよ」


8.

ノハ*゚⊿゚)「これはどうだー?」

ミセ*゚ー゚)リ「何々……ステーキ屋さんね」

ミセ*゚ー゚)リ「ああ、鉄板で調理するパフォーマンスとかいいよね」

ノハ*゚⊿゚)「肉美味いぞー!」

その後も2人は色々なお店を勧めてくれる。
そのどれもが、食べ物のお店ばっかりだったけど。

ミセ;゚ー゚)リ「ひょっとして2人共、自分が食べたいものの
      お店ばっかり探してないかな?」

ノハ;゚⊿゚)(;^ω^)「「そ、そんなことないぞ(お)?」」

ξ゚⊿゚)ξ「あんたらは……」

図星だったのか、ちょっと慌てる2人を制し、ツンちゃんが一枚のパンフを私に手渡す。

ξ゚⊿゚)ξ「こういうのとか良くない?」


9.

ミセ*゚ー゚)リ「あー、ケーキ屋さんかー。女の子らしくていいね」

ξ*゚⊿゚)ξ「でしょ? あんた甘いもの好きだし、
      アドバイスしてくれそうな人もいるし」

なるほど、随分と理にかなった解説だ。
でも、私は知っている。
ツンちゃんの提案もブーンちゃん達と大差ないことに。

ミセ*゚ー゚)リ「中々いいね。候補の1つに考えとくよ」

ミセ*゚ー゚)リb「もしお店を開く事が出来たら、いつでも食べに来ていいからね」

ξ*゚⊿゚)ξ「が、がんばんなさいよ。応援してあげるからね」

嬉しそうにこぶしを握り発破をかけてくれるツンちゃん。
その期待には応えたい所だが、まだ決定ではないんだよね、ごめんね。

ζ(´ー`*ζ「海産物の輸入代行とかどうかな?」

ミセ;゚ー゚)リ「随分とピンポイントで来たね」


10.

ζ(´ー`*ζ「サクラ田麩専門の」

ミセ;゚д゚)リ「ピンポイント過ぎんだろ!?」

川д川「会社勤めとかは考えてないの?」

ミセ*゚ー゚)リ「それも考えてるよ」

考えてはいるが、まずは自分の興味とか向いてるものとかをはっきりさせたいのだ。
ブーンちゃん達があげたお店だって、別に自分で開く事前提ってわけでもない。
それだって会社勤めのようなものだろう。

(゚、゚トソン「難しいですね」

本来なら、自分の興味が一番の決定動機なんなのだろうがとトソンは言う。
全く持ってその通りだが、たまには客観的に見たいと言うか、皆がどう見てくれてるのかも気になったりするのだ。

(゚、゚トソン「あなたも低学年なら先生に向いてそうですが……」

嬉しい事を言ってくれるトソンだが、履修とかの兼ね合いで今からは辛いね。
幼稚園の先生とかは自分でもやってみたくもあった。


11.

ヾ(〃^ω^)ノシ「お歌とか踊りの先生がいいお!」

ノハ*゚⊿゚)「ミセリ、歌上手いぞー」

ξ゚⊿゚)ξ「ああ、そう言えばその辺は意外と見れるわよね」

ミセ*゚∀゚)リ「おお、良いとこ突いてきたね」

時々公園や散歩の途中で子供向けの歌を教えてあげて、いっしょに歌ったりはしていたけど、それが好評のようで嬉しい限りだ。
そういう方向は考えてなかったけど、それも意外と楽しいかもしれない。

川д川「そうだね、普通にカラオケとか上手いもんね」

ζ(゚ー゚*ζ「踊りもすぐ覚えちゃうしね」

(゚、゚トソン「運動神経は悪くないですよね」

ミセ*-ー-)リ「まあねー」

ミセ*゚∀゚)リb「よし、それじゃいっそのことアイドル目指しちゃおうか」
      キラッ
oミセ*^ヮ^)リゝ☆彡「歌って踊れるらぶりんアイドル・ミセリちゃん!」


12.

川-川ξ゚-゚)ξζ(゚-゚ ζ(゚-゚トソン

ミセ;゚-゚)リ「……うん、ごめん、調子に乗り過ぎました」

いや、流石に冗談だけどね。年とかあるし。

・・・・
・・・

そんなこんなで、皆に色々なアイデアを出してもらって、自分でも考えてみたけど、未だ決定には至らずにいる。
そんな簡単に決められるとは思ってなかったし、客観的に見て自分がどうなのかとか少しわかった気がして有意義な時間ではあった。

(゚、゚トソン「ブーン達にも仕事について知る良い機会でしたね」

私は晩ご飯の用意をしているトソンのそばに来ていた。
ブーンちゃん達はまだ仕事のパンフなどを興味深げに眺めては、時々私に提案してくれる。

ミセ*゚ー゚)リ「集めてみて思ったけど、自分が知ってた以上に
      色んな仕事があるよね」

(゚、゚トソン「私も夢が見つかってなければ、今頃大いに悩んでたでしょうね」

それはどうかなとちょっと思う。
生真面目なトソンの事だ。
私が始めるよりはもっと前から探し始めてて、もう既に見つけてそうな気がする。

そんなことを話すと、トソンは大根を切る小気味良い音を立てながら少し笑う。
生真面目というより心配性なのだろうと。


13.

ミセ*゚ー゚)リ「それだと私が全然心配してない楽天家みたいだよね」

(゚、゚トソン「その通りですよ……と言いたい所ですが……」

トソンはそこで言葉を切り、手を止めて私の方へ向き直る。

(゚、゚トソン「あなたも今回の事では随分悩んだみたいですからね」

(゚、゚トソン「でも、それが普通なのだと思いますよ」

(゚、゚トソン「あなたも、ごく普通の大学生なのですから」

ミセ*゚ー゚)リ「……」

(゚、゚トソン「悩む事は悪い事ではないと思います」

(゚、゚トソン「それだけそのことに向き合った証なのでしょうから」

(゚、゚トソン「結果がどうであれ、自分で考え、他人に意見を仰ぎ、
     ちゃんと自分と向き合えたのですよ」

ミセ*゚ー゚)リ「……うん」

トソンの言葉は何となく、昔聞いた事がある話に似ている気がした。
トソンはどこか、あの人に似ているのだろうという結論には達している。
比べると若干どころじゃなく厳しめだけど。


14.

(゚、゚トソン「まあ、でも、我々もまだ社会に出た事のない人間です」

(゚、゚トソン「具体的な話は出来ませんし、
     あまり役には立たなかったかもしれませんね」

ミセ*゚ー゚)リ「そんなことないよ」

少なくとも悩みを話せて、色んな意見を聞けて、私の心はだいぶ軽くなった。
それは皆のお陰だ。

(゚、゚トソン「そう言ってもらえるとありがたいですけどね」

ミセ*゚ー゚)リ「感謝してるよ」

頼れる皆がいる事に、私は本当に感謝している。

(゚、゚トソン「それなら尚更、ちゃんとしたアドバイスを
     してあげたいとも思うのですよ」

ミセ*゚ー゚)リ「まあ、これから先生になるお勉強をしていく上で
      何か私に役立ちそうな事あったら教えてよ」

トソンは1つ頷き、料理に戻ろうとした。
しかし、何かを思い出したのか、また私の方を振り返る。


15.

(゚、゚トソン「やっぱり言っておくべきですかね」

ミセ*゚ー゚)リ「何を?」

(゚、゚トソン「話を聞く相手は、私達だけじゃないという事ですよ」

私達よりも人生の先輩に話を聞けばいいと。
具体的には……

ミセ;゚ー゚)リ「ヘリカル先輩達?」

(゚、゚;トソン「露骨に嫌そうな顔をしない。まあ、そこもですが他にも……」

ショボンさんやペニサスさん、ハローさん、それに一応ミルナ先生もかな。
でぃさんの話は聞いてみたいな。
今年の夏もるん雲行って聞いて来ようか。

シャキンさんは……まあ、どうでもいいか。

(゚、゚トソン「そうですね、あの方々や……それと」

ミセ*゚ー゚)リ「それと?」

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