( ^ω^)系でも、いいっしょ?

⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
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No  191

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第十話(分割後編)

ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです 第十話(分割後編)
16.

(゚、゚トソン「……あなたの身近な大人の方々」

ミセ*゚-゚)リ「……と言うと?」

(゚、゚トソン「あなたのご両親です」

ミセ*゚-゚)リ

わかってはいた。
途中で気付いてはいたんだ。
トソンが何を言いたいのか。
私が何を言われようとしているのか。

トソンの意見は正しい。

そういうのは、両親に相談して然るべきだ。

お父さんは会社の社長で、それなりに人生経験は豊富で、多くの人を見てきたはずだ。
相談役としては適任だ。


17.

そしてお義母さん。

普通に大学を出て、普通にお父さんの会社に入った。
それはつまり、今私がやっているような事を経て、就職活動を乗り切ったという事だ。
経験談を聞くには打って付けの相手だ。
そんな大昔の話でもないのだし。

でも……

(゚、゚トソン「……聞けませんか?」

ミセ*゚-゚)リ「……聞け……」

(゚、゚トソン「……」

ミセ*゚-゚)リ「……」

(゚ー゚トソン「……ゆっくりでいいのですよ」

それ以上何も言えない私に、トソンは穏やかな笑みを浮かべて私の肩をポンと1つ叩いた。


18.

ミセ*゚-゚)リ「……トソン」

(゚ー゚トソン

ミセ*゚д゚)リ「大根臭い」

(゚ー゚トソン

(^ー^#トソン

全く、冗談のわからんやつめ。
大根の匂いは好きだっつーの。

ミセ;メдメ)リ

・・・・
・・・

< ミセリ宅 >

ミセ*゚-゚)リ「ふう……」

今日は泊まるつもりだったけど、何となく帰ってきてしまった。


19.

理由は言わずもがな。

ミセ*゚ぺ)リ 【】

かれこれどのくらいの時間こうやって携帯とにらめっこしてるのだろうか。
我ながら情けないというか、何というかだ。

ミセ*゚ぺ)リ「……あんまり遅くなると迷惑だろうしな」

悩んでいられる時間はもうない。
別に明日以降に延ばしてもいいのだけど。

ミセ*゚-゚)リ「でもなー……」

ここで先延ばしにしてしまったら、また踏ん切りがつくまで時間がかかりそうだ。

ミセ*゚-゚)リ 【】

大した話じゃない。
ただ電話して、ほんのちょっと昔の話を聞くだけだ。

家族なら、ごく普通の事だ。


20.

ミセ*゚-゚)リ「家族なら……」

家族。

私の家族。

今の私に、家族と呼べる存在はいるのだろうか。

ミセ*゚ー゚)リ「……いるよね」

いけないいけない、ここでまた迷ったらこれまで考えてきた事、トソン達に背中を押してもらった事が無駄になる。

確かにこれまで、お世辞にも仲の良い家族だとは言えなかった。
それは事実だ。

それが誰の所為だったのか。
それは──

ミセ*゚ー゚)リ「どうでもいい」

今となってはどうでもいいのだ。
今までがそうであっただけの事。
今までがそうであったから、これまでもそうでなければならないわけじゃない。


21.

それが嫌なら、どうにかすれば良いだけの事。
私自身が、どうにかすれば良いだけの事。

私が──

ミセ*゚ヮ゚)リ「笑顔で何とかする!」

だったよね、お母さん。

何で忘れてたんだろうか。

私が私である事を忘れていたのは何故だったのか。

色々な理由は思い当たるが、それも過ぎ去った昔の事。
考えすぎた私は、誰かに頼る事を忘れ、誰にも聞けずに答えのわからない宿題に悩み続けていたのだ。

でも、私はここに来て、あいつらと出会って私自身を思い出した。

だったら私がやる事は1つしかない。

私にしか出来ない事。

家族の皆を笑顔で幸せにする事。

私が家族の、皆が頼れる私である事。

ミセ*゚ー゚)リ「それが私なんだ」
 つ】 ピッ


22.

「あ、もしもし……うん、こんばんは……です」

「あ、いや、お父さんじゃ……ではなくてその……お義母さんに」

「いやいやいや、そうじゃなくてその……進路の……」

「うん、それ……です、進路相談」

「……え、いや、まあ、何て言う……言いますかOG的な、大学は違うけど」

「うん、そう……です」

「……え? そ、そうです……いや、そうだね」

「それでその、今度の連休にでも……その、都合は……」

「そう? 良かった」

「あ、それと、その、私も直したんで、その……」

「“さん”は止めて欲しいかなーなんて……」

「いや、そっちじゃなくて呼び捨てか……その……」


23.

「……うん、それでよろしく」

「それじゃ、また今度、うん、おやすみなさい」

「ありがとう、お義母さん」


ミセ;-ー-)リ「ふぃーっ……」
 つ】 ピッ

ああ、何か妙に緊張した。
笑顔で何とかすると言いながら、引きつりまくりだし、そもそも電話じゃ笑顔は見えないし。

しかし、まあ、何とか第一歩は踏み出せたと思う。
ほんのちょっとだけど前進した。

後は追々がんばろう。
焦らず、ゆっくりと……そして

ミセ*゚ー゚)リ「笑顔でね」

私はベッドに勢いよく体を倒した。
手足を大きく伸ばすと緊張していた身体がほぐれて心地良い。


24.

私は仰向けの体勢から身体を横に向け、テレビのリモコンに手を伸ばした。

ミセ*゚ー゚)リつ

箪笥|、゚トソン
箪笥|ω^)

ミセ*゚ー゚)リ

冷蔵庫|д川
冷蔵庫|パ-⊂

ミセ*゚-゚)リ

テーーーーーーーーブル
|ξ゚⊿゚)ξζ(´ー`*ζ|

ミセ;゚-゚)リ


ミセ;゚д゚)リ「お前らなにやっとんじゃぁー!!!」


25.

(゚、゚トソン「ようやくバレましたね」

( ^ω^)「おー」

ミセ;゚д゚)リ「バレましたねじゃねーだろ。何でここにいんのさ?」

川д川「尾行てきたからかな?」

ノパ⊿゚)「全然気付かれなかったぞー」

ミセ;゚д゚)リ「いや、尾行て来たって……」

ξ゚⊿゚)ξ「鍵は受け取ってるしね」

ζ(´ー`*ζ「ツンちゃんが」

ミセ;゚д゚)リ「いや、え……いや、え?」

(゚、゚トソン「こちらが言うのもなんですが、気付かなさ過ぎというか」

ξ゚⊿゚)ξ「無用心過ぎるわね」


26.

やりやがったこいつら。
私が悩んでる隙にこっそり入り込みやがった。

いや、気付かない私もなんだけど、それだけ集中してたんだし、これは仕方なくね?

てか、いつの間にか下の受付も顔パスになってるし。

ミセ;゚ー゚)リ「何しに来やがったのさ?」

川д川「それは……」

言われずともわかってる。
心配だから、それだけの話なのだろう。

帰り際の私の様子、今思えばこれからの事を考えてて少しばかり思い詰めたような顔をしていたかもだ。
それを目敏く見つけた誰かが、いや、ひょっとしたら皆が気付いたのかもしれない。

ミセ;-д-)リ「ああ、もういいよ。取り敢えず何でもないから帰りたまえ」

( ^ω^)「お? 今日はミセリのお家にお泊りだお?」

ミセ;゚ー゚)リ「うぇ? いつそんな話に?」


27.

(〃^ω^)「好きなだけ泊まっていいって言ったお!」

ξ゚⊿゚)ξ「言ったわね」

ミセ;゚ー゚)リ「うん、言ったね」

私はトソンの方に視線を向ける。
トソンはそ知らぬ顔でそっぽを向く。

いや、お前の差し金なのはわかってるっての。
何も知らないブーンちゃんを利用しやがって。

まあ、別に来ちゃダメとは言ってないし、意図もわかるけどさ、その……

ミセ//へ/)リ「んで、お前らいつからいたの?」

ノパ⊿゚)「ミセリが帰ってからす──」

川д川「ついさっきだよ」
ノパ-⊂ モガ

ミセ//、/)リ「あっそ……」


28.

あーあ、電話の中身は全部聞かれただろうな。
全く、プライバシーの侵害だろうが、チクショーめ。
そんな長い時間、ヒーちゃん達を静かにさせとくの大変だっただろうに。

揃いもそろってお節介なんだから。

ミセ*゚ー゚)リ「……んで、お菓子は?」

(゚、゚トソン「何ですか、お菓子って?」

ミセ*゚ー゚)リ「遊びに来るやつが持って来いっていつもトソンは言うじゃんか?」

ミセ*゚ー゚)リ「遊びに来たならお菓子の1つや2つ──」

ξ゚⊿゚)ξつ晶⊂ζ(゚ー゚*ζ(〃^ω^)つ品⊂(゚、゚トソンノパ⊿゚)つ□□⊂川д川

ミセ*゚ー゚)リ「……上出来だ」

そこからはいつものようにたわいもない話で盛り上がり、お菓子食べてジュース飲んで、明日は平日だってのに夜遅くまで馬鹿騒ぎ。
素面で何てテンションだよ。

あいつらは聞いたはずの電話の話は何もしてこなかった。
寝る間際、トソンがボソッと“がんばりましたね”なんてお母さんみたいなことを言ってきたぐらいで。


29.

布団を敷き、7人で雑魚寝。
幾度となく、こうやって並んで夜を越したが、この部屋でこうするのは初めてだ。

また少し、この部屋が好きになれそうだ。

ミセ*゚ー゚)リ「んじゃ、電気消すよ」

    「「「「「「おやすみー(だお)」」」」」」
川д川ノパ⊿゚)ξ゚⊿゚)ξζ(゚ー゚*ζ(^ω^ )(゚、゚トソン

ミセ*-ー-)リ「おやすみ」

私は目を閉じ、眠りにつく。
色々考える事はある。
色々言いたい事もある。

でも、今は眠ってしまおうと思う。
今言いたい事、お礼なんて口にした日にはきっと私は泣いてしまう。

ミセ*-ー-)リ

私は、上手く皆に頼れたのだと思う。
皆がここに来てくれた事が、それを証明してくれる。


30.

今は眠ってしまって、明日からまた私は私で、いつもの私で笑っていよう。
皆が頼ってくれるような、いつも笑顔の私で。

ミセ*-ー-)リ「……フフ」

まあ、意識するまでもなく、こいつらといると自然に笑顔になれるんだけどね。

川ー川ノハ-⊿-)ξ-、-)ξζ(-д-*ζ(-ω- )(-、-トソン

おやすみ、私の大切な──

そして──


ミセ*-ー-)リ「あ……」

ミセ*-、-)リガト

ミセ*-ー-)リ「……明日はきっと晴れかな」

私の世界にはずっと雨の日が続いていた。

でも、そんな雨もいつしか上がり、夏の夜空には満天の星が煌くのだ。



 ~ ミセ*゚ー゚)リある雨の日のようです おしまい ~



                    あとがき
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