( ^ω^)系でも、いいっしょ?

⊂二(^ω^ )二二⊃系小説についての雑記とか日記彡
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No  411

(゚、゚トソでも、いっしょのようです・外伝 第一章 第三話

(゚、゚トソでも、いっしょのようです・外伝 第一章 第三話
 ~ 第三話 ~
 

(゚ー゚ハハ「何か食べる?」

(゚、゚トソン「うーん、中途半端な時間ですしね……」

手荷物を下ろし、持ち帰っていた部屋着に着替えて今に戻ると、早速母が声を掛けてきます。
何と言うか、久しぶりに帰ると、普段は放任気味な母も色々と構いたくなるのでしょうか。

(゚、゚トソン「軽くつまむ物でも……ああ、これでもいいですね」

そう言って私は、小脇に抱えていた箱を母に手渡します。

(゚ー゚ハハ「あら、お土産? そう遠いとこでもないんだし、わざわざ良かったのに」

(゚、゚トソン「そう思いもしましたが、一応です」

別に特産品ではなく、よく行く店の和菓子だと断って箱を手渡します。
よく行く店、詰まりは庶凡屋のお饅頭です。
……勿論、あれは除く様にきつくお願いしておきましたが。

-02>>>>>>>>>>>

(゚ー゚ハハ「じゃあ、お茶でも淹れましょうか」

(゚、゚トソン「ええ、お願いします」

そう言って私は玄関の方に向かいます。
サンダルを履き、庭の方に出てブーンの姿を探しました。

(゚、゚トソン「あら?」

( ^ω^)   (-@∀@)o<.・。’

ブーンは同じく庭にいた父の少し後ろの方に立っており、何やら父の様子を窺っています。
どうやら父がやっている水撒きに興味津々の模様です。

(-@∀@)「ん? 出て来たのか?」

寒いし、部屋でゆっくりしていればいいのにと言う父に、ええちょっと、と答えになっていない返事をし、ブーンの方に歩み寄ります。

(゚、゚トソン「うちのお庭はどうですか?」

(〃^ω^)「知らない木とかいっぱいあるお! 面白いお!」

-03>>>>>>>>>>>

嬉しそうに私の方に向かって言いながらも、ブーンのその目は時折ちらちらと父が持つホースの方に向けられます。
恐らく、水撒きをやってみたいのでしょうが、ブーンに出来るでしょうか?

(゚、゚トソン「冬でも水を撒くんですね」

(-@∀@)「ああ、まあ、乾燥してるからね。そんなには必要ないけど」

(゚、゚トソン「私もやってみていいですか?」

(-@∀@)「え……、ああ、いいけど」

珍しいなと言いながら、父は妙に嬉しそうな顔をみせて私にホースを手渡します。
自分のやる事に興味を持ったのが嬉しいのかもしれませんが、夏場など父のいない時は私が水を撒いたりしてた事もあるんですけどね。

ただ、私が周りの皆に比べ、多少は植物に詳しかったりするのは間違いなく父の影響だとは思います。
この庭にそれほど興味を持っていたわけでもないのですが、門前の小僧、習わぬ経を読むとでもいうのでしょうか、いつの間にか樹木の名前を覚えていたりもしました。

’。・.>o(゚、゚トソン (^ω^〃)

私がホースを受け取り、水を撒き出すと後ろからのブーンの視線が一層熱いものに変りました。
ええ、言いたい事はよくわかってます。
私はホースを腰の高さまで降ろし、ブーンの方にそっと差し出します。

-04>>>>>>>>>>>

(〃^ω^)「お!」

持った瞬間、重かったのか水の勢いに負けたのか、ブーンは後ろにのけぞって転びそうになりました。
慌ててその背を押さえましたが、程なくしてホースの扱いに慣れたようです。

(〃^ω^)o<.・。’

(゚ー゚トソン

(-@∀@)「……」

(゚、゚トソン「何ですか?」

水を撒くブーンを見守っていると、後方から父の視線を感じました。
私はブーンの真後ろに寄り添うようにいるので、水の出所はそれほど不審には見えないはずです。

(;-@∀@)「あ、いや、その……なんだ……」

(゚、゚トソン「?」

何故か言葉に詰まる父の態度に私は首を傾げ、言いたい事があるならはっきり言ってくれと頼みます。

-05>>>>>>>>>>>

(-@∀@)「いや、その……昔より、よく笑うようになったなと……」

(゚、゚トソン「そうでしょうか?」

笑いなど、意識してするものではないでしょうし、そんな事は気にしていませんでしたが、そう思われる事に思い当たる節はあります。
この家にいた時は、愛想が良いとはお世辞にも言えなかった私です。
その頃に比べれば、毎日をブーンといっしょに過ごしている今の私が、笑顔でいる時間が多くても何の不思議もありません。

もっとも、両親とこの家にいるのが嫌だったとかそんな理由はなくて、単に生まれ持った性質だと思っていました。
そんな性質をブーンが変えてくれたのかどうかはわかりませんが、私は今、毎日を笑顔で暮らせていると自信を持って言えます。

(-@∀@)「大学は楽しいようだね」

(゚、゚トソン「ええ」

私は頷き、楽しそうに水を撒くブーンの方をちらりと見やります。

(〃^ω^)o<.・。’

その姿に、自然と笑顔が浮かぶのが自分でもよくわかります。

(゚ー゚トソン「大学だけじゃなく、今の生活全てがとても楽しいですよ」

-06>>>>>>>>>>>

そう言って笑いかける私を、父はどこかきょとんとした顔で見ていました。
少々心外な部分もありますが、我々の間はそのような空気だったかもしれませんね。

感謝はしていないわけでもなく、親子の愛情がないわけでもない。
むしろお互いを認めているからこそ、お互いを尊重し、余計な干渉はしない。

それはそれで成熟した親子の関係として望ましい物だったかもしれませんし、今も悪い事だとは思いません。
しかし、時にはこうやってたわいもない話をし、お互いの時間を共用するような親子関係であっても良いと思います。

(-@∀@)「……それは良かった」

少しの沈黙の後、父は満足げに頷きました。
普段から言葉少ない父ですが、珍しくその顔が今の気持ちを大きく物語っていました。

(-@∀@)「少し、心配していたんだ」

(゚、゚トソン「心配ですか?」

(-@∀@)「ああ、心配だ」

-07>>>>>>>>>>>

この家に住んでいた頃から、両親が仕事で遅く、半1人暮らしのような生活をしていた私です。
場所は変れど大学に行くために1人暮らしをするに当たっては、引っ越す当初はそれほど心配はされていなかったと思います。
勿論、親ですからそれなりに娘の心配もするでしょうが、それほど深刻に心配されるよう事もないはずですが。

(-@∀@)「お前が、ぜ──」


 プォッ!?        オッ!?    アッ…
(;-@д@(’。・.>o(^ω^;)(゚、゚;トソン


水の勢いで手元が狂ったのか、ブーンは父の方に向けてホースの水を撒いてしまいました。
冬の寒い時期に水浴びは流石に厳しいと思います。

よく考えたらこの水は父から見るとブーンがかけたのではなく、私がかけた事になるんですよね。
私はブーンの手からホースを受け取り、父に謝罪します。

(゚、゚;トソン「すみません。手元が狂いました」

(;^ω^)「ごめんなさいですお」

(;-@∀@)「いや、うん、大丈夫。でも、流石に寒いから着替えてくるよ」

-08>>>>>>>>>>>

お前も寒いだろうからそろそろ部屋に戻りなさいと言い残し、父は家の中に戻りました。

(;^ω^)「ごめんお、失敗しちゃったお」

(゚、゚トソン「気を付けてくださいね。結構水の勢いがありますからね」

少し勢いを緩めてからブーンに渡してあげればよかったと反省しながら、最後に大きく高く水を撒き、蛇口を閉めます。

(〃^ω^)「おお! お水すごく高く飛んだお!」

(゚ー゚トソン「向こうの方の木にお水が届いてませんでしたからね」

はしゃぐブーンを連れ、自分も部屋に戻る事にします。
父が言うように、少し肌寒くも感じていましたしね。
ブーンはそうでもなさそうでしたが、それでもジャンパーは羽織っていますし、多少は寒くも感じていたのかもしれません。

(゚、゚トソン「部屋の中は暖かいですし、上着は脱ぎますか?」

( ^ω^)「そうするお」

私はブーンからジャンパーを受け取り、ひとまず自分の部屋に掛けておく事にします。
ブーンは家の中を色々と見たいようでしたので、物を壊さないように気を付ける事を言い含め、自由にさせています。

-09>>>>>>>>>>>

(゚ー゚ハハ「あの人、何か余計なこと言った?」

(゚、゚トソン「は?」

居間に戻ると、母が私の顔を見るなりそんな事を聞いてきます。
一体何の話か、と一瞬考えましたが、おそらく父に水を掛けてしまったからでしょう。

(゚、゚トソン「違いますよ。ほんの偶然です」

それならよかったとは母言い、私に座るように勧めて来ます。
ちょっと真面目な話をしたいので、食卓の方がいいかとも思いましたが、勧められるままにこたつに入る事にしました。

~旦(゚ー゚ハハ「はい、どうぞ」

(゚、゚トソン「ありがとうございます」

差し出される湯のみを受け取り、口を付けてみます。
今住んでいる所と実家と、さほど離れているわけでもないのですが、やはり普段飲んでいるお茶と味が異なる気がします。
地域の問題ではなく、値段の問題かもしれませんが、こちらのお茶の方が美味しく感じました。

(゚ー゚ハハ「1人暮らしは全部自分でやらなきゃ駄目だから、こうやって人に淹れてもらうのは久しぶりでしょ?」

(゚、゚トソン「え、あ……、いえ、そうでもないですよ」

-10>>>>>>>>>>>

確かに1人暮らしは自分でやらなければいけない事だらけですが、私はよく貞子の家など友達の家で過ごす事も多いです。
皆が色々と分担してやっていますので、1人で全部やらなければという感覚はあまり感じてません。

もっとも、誰とは言いませんが手のかかる友達もいますし、1人暮らしよりもやる事が増えてるような気がする時もたまにありますが。

そもそも、私は1人暮らしではないですし。

(゚、゚トソン「ん?」

扉|ω^)

どこからか視線を感じると思ったら、玄関から今に続く廊下の扉の陰から、ブーンがこちらの様子を窺っています。
探検はもういいのでしょうか。

(゚ー゚トソン(お腹が空いたのでしょうかね……)

私が母と、ブーンにとっての知らない人と話しているのでこちらに来難く感じているのかもしれません。
あとで紹介するとブーンには伝えていましたので、まだちゃんと両親の事をブーンには紹介していません。

そしてブーンの事も、両親にはまだ紹介していません。


    !      チョイチョイ
扉|ω^)       ヾ(゚、゚トソン

-11>>>>>>>>>>>

私は母には見えないようにこっそり手招きし、ブーンを呼びます。
ブーンはその手を見るなりトテトテと嬉しそうにこちらへ走って来ました。

(゚、゚トソン「ここに」

(〃^ω^)「お!」

こたつ布団を持ち上げ、ブーンをこたつに招き入れます。
もう1つぐらい座布団を敷かないと、ブーンにはこたつが高すぎるかもしれません。

(゚、゚トソン(そろそろ本題のお話をしましょうかね……)

座布団の上にちょこんと座り、ブーンはこちらを見ています。
いい加減、ブーンの事を話さないと、ブーンのお茶も出て来ませんし、お菓子も食べられないのはかわいそうです。

(゚、゚トソン「で、今回帰って来たわけですが……」

(゚ー゚ハハ「大事な話があるって事だったね」

その言葉に私が頷くと、母は居住まいを正し、真面目な顔で言います。

(゚-゚ハハ「トソン。何を聞いてもお母さん驚かないから、ちゃんと話してね」

(゚、゚;トソン「多分、驚くとは思いますがちゃんと話しますよ」

-12>>>>>>>>>>>

どうせなら父もいてくれた方が良いと言う私に、母は立ち上がり、早速父を連れに行きました。
母の行動が早いのは相変わらずのようで、懐かしいような少し安心したような気持ちでそれを見ていました。

(゚、゚トソン「あ、ブーン、今の内にこれ食べますか?」

(〃^ω^)「食べるお!」

私は自分が買ってきたお土産のお饅頭を1つブーンに手渡します。
いつものショボン饅頭ではなく、破れ饅頭ですが私はこういう普通な方が好みです。

(゚、゚トソン「お話が終わったら多分晩ご飯でしょうから、1つで我慢してくださいね」

(〃^ω^)「わかったお! 晩ご飯、楽しみだおー」

私はブーンの頭を撫で、自分の気持ちを落ち着かせます。
この為に帰って来たとはいえ、若干緊張してしまいます。

(-、-トソン(大丈夫……2人ならきっと……)

私は母に連れられて居間に戻って来た父の方に視線を向け、母がしたように居住まいを正しました。
 
 
 ~ 第三話 おしまい ~
 
    - つづく -   

 
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